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炎者の旅人  作者: 鬼灯
8/22

問題発生

遅くなり申し訳ないです。まだテストがあるのでちょっとお待ちを。

 何事も無く、ギルドまで戻ってきた俺は、案の定、注目されるわけだ……が、長年培われた、近寄るな言わんばかりの雰囲気で、寄ってくる人はいなかった。


 買い取ってもらい討伐報告する所に、クエストを申請しようとした時と同じ職員が居た。

 その人は男性で狼の獣人で目つきが悪く言葉数が少なかった。

 不器用だが、感じのいい人で周りを気にせずしっかりと応対してくれていた。ただ、目つきの悪さで誰も近づいていなかったが、人は見かけで判断すべきじゃない。


 「こんにちは、ホーンラビット41匹とゴブリン13匹です。」


 用件のみ伝え、証明部位と角のドロップアイテムの入った、袋を出した。俺も言葉数が少なく、この人が気に入ったのも自分と似ていたからだろう。


 「分かった、確認する。」


 一言つぶやき、数を数え始めた。俺が受けた依頼はホーンラビットを狩るというもので、これはわざわざ申請しなくていい、常設依頼だった。ゴブリンもあった。

 五分位して鑑定が終わったようだ。さすがだな。

 

 「ホーンラビットは一体50ゴールド、角は供給が増えて一つ20ゴールドで。ゴブリンは一体100ゴールドだ」


 ホーンラビットのドロップの角は安くなるのは当然か。ちなみに角を破壊しないでホーンラビットを倒した時に落ちる、それで33個落ちた。ゴブリンはドロップアイテム売れるようなレベルのものじゃなかった。ゴブリンは高いな。合計、4010ゴールドか。ずいぶん稼いだな。


 これはすごいことだ。本当は、ホーンラビット気配に敏感で、逃げ足が速い。通常、初心者が逃げ足の速さに追いつけるのは難しいく、不意打ちもかけられず囲んで袋叩きといったものばかりだった。ゴブリンなどは持ってのほかだ。森の中の魔物に対応できるか分からないからだ。

 そういったことから、人族の初心者冒険者の稼ぎは多くなく1500ゴールドそこらだ。

 一日でこれだけ稼いだのがどれだけすごいか分かるだろう。


 朝、冒険者登録した俺そんな金額を稼ぐと言う事は……周りからどんな目で見られるか。

 辺りから、「俺らのパーティーに入ってもらおうぜ」とか「あいつ、嘘ついてんじゃないか」と疑う者、「俺だって2800ぐらいなのに」と妬むEランク冒険者。「あいつどうやったんだよ」とプレイヤー。

 

 周りを気にしてもしょうがない。

 受付の人に質問をした。

 「職業ってどうやってつくんですか?」

 

 「教会でつける、種族Lv10以上になる必要があるが」


 「分かりました。ありがとうございます。」


 ステータスの確認のために犬の獣人のイリスさんのところに向かった。

 

 「すみません、ステータスを見たいんですが」

 

 そう言って、300ゴールド出した。


 「分かりました、ではどうぞ。」


 イリスさんはお金を受け取り、ステータス用紙を出した。

 ステータスは以下の通りだ。

 <ステータス> 


 名前:ジン     種族:不死鳥


 種族Lv:8      職業Lv<>:-


 Hp:200

 Mp:330(+50)

 Str:35

 Vit:20

 Dex:35

 Agi:40

 Int:50

      ()の値はプラスされる値

 スキル

 ・火魔 ・火再生 ・火の根源種 ・火化 ・剣術2Lv ・魔力増加2Lv ・鍛冶1Lv

 New・隠密Lv1


 称号

 ・火を操るもの(火をより扱いやすくなる、精度が上がる)

 ・獣人の神(獣人に崇められている存在)  

 

 剣や火を使って戦っていたからDexが、剣をメインに戦っていたからStrが上がったって感じか。

 Vitは上がりずらい、種族なんだろう。

 隠密は不意打ちで攻撃してた時が多かったし、魔物にばれないよう移動したり、その影響だろうか。あと、考えられる要因としては、現実で磨かれた。いわゆる、リアルスキルと言うやつなのだろう。もしくは、そこまで獲得条件が厳しくなかった。全てあてはまってるのかな?


 あと2Lv上げるようなのか。飯を食ってすぐ狩りに行くか。

 

 「では、これで」


 「おいおい、お前本当にあんな数を狩ったのかよ。皆もそう思うよな」


 嘘をつくな!と、狼の獣人の男が言ってきた。おそらく、こいつはプレイヤーだな。回りを味方にし、俺の秘密を暴こうと言う魂胆か。


 「それはですね…「ふざけた事言ってんじゃねーぞ!」…」


 何時沸いてきたんだか、レオが怒鳴ってこちらに向かって来た。

 また面倒なことに……。


感想や評価をお願いします。これからのやる気と物語に生かしていきますので。

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