キャラの濃さ
武器を貰ってから、すぐに儲けられた試合の場。
フォルノとの戦いは一体....
龍が目指すべき強さは...
試合だ、試合が始まったんだ!
フォルノさんとの試合が....
「うおぉぉぉぉっ!!」
フォルノさんはさんは俺が突っ込んで行っても一歩も動かない
なんでだ...?自信か?
「なめないでくださいっ」
「あまいね...」
フォルノさんの姿が俺の視界から消えた...
「そこまでっ!!」
「え...?師匠、俺はまだ立ってますよ!?」
「ん?俺、ヴァイナーのルール説明してなかったか?」
「そういえば、飛ばしてたね~」
「そうか、ヴァイナーではな相手に一定以上のダメージを加える
と勝利となる、しかし、一定と言っても相手によって
そのダメージ量は、変わってくる、言わば隠しステータス、
といったところか。」
「でも、俺はダメージなんて...」
「受けてるぞ、龍、フォルノの攻撃、見えてないだろう...」
「そ、オレの攻撃は慣れてないと見えないよっ」
「見えない攻撃....ですか?」
「龍君、フォルノはね、速さの能力値を最大値まで上げているの。
その分筋力値と防御力は低いんだけどね。」
「最大!?」
この世界の限界があるのか。やっぱりバケモノなんだ。
「ううむ、ちょうど良いと思ったんだが、追いきれねえか。
ま、この辺は後回しにするか...
もう、日が暮れる、一旦ギルドに戻るぞお前ら。」
「そーだね」
「了解っす~」
◆剣の旅人、ギルド館
ここが、ギルドの本部か、内装は全て木製の物ばかりだ。
2階建ての西洋風な館だ...まさに秘密基地、と、いう
雰囲気を醸し出している。中央にあるテーブルには
アルム師匠、セリーヌさん、フォルノさん以外に。4人が
座っている。あとの8人はどこにいるんだろう?
「師匠、あとの方々は?」
「まぁ、座れや、龍。ここにいる奴の他のメンバー
は、大抵部屋で過ごしているか、街にでている。」
「そうですか。」
「え~、ミアちゃんが居ないじゃない...」
誰だろうか...
「さてと、とりあえずここにいるメンバーの名前だけ
紹介しておくぞ。そこの大柄なやつがジム」
「よろしくなぁぁ!!新入りよ!!!」
元気な人だな、疲れないんだろうか。
「その横のメガネが安達恵だ。」
「日本人に会えて嬉しいです、日本人どうし、
仲良くしてくださいね?」
日本人の人は俺も初めて出会ったな...
教師にいそうな人だなぁ、でも優しそうだし...
「そこのちっこいのがマリンな。」
「初めまして!マリンちゃんだよっ、可愛がってね♪」
クイーンオブぶりっ子...ゴホン...
「あー!!顔伏せたなぁ?ひっどぉ~」
つい、顔を反らしてしまっていた...辛い(笑)。
「す、スミマセン」
「さっそくからかわれてんな、で、その横がヴェルガスだ。」
「宜しく頼むぞ。戦友となる者よ...我が右目に与えられし力をソナタにも.....」
厨2病をわずらっていらっしゃるんですね!?
今までこのギルドの7人と関わってきたが、皆とてつもなく
個性的だ...このギルドは面白い所だな...
でも、実力はあなどれないんだろう...
「紹介はこのへんにしておくか。んじゃおめーら、龍を頼むぞ。」
「「了解」」
「解散!!」
皆、ぞろぞろと2階へ上がって行ってしまった。
解散と言われても、俺はどうすれば...
「りゅーう君っ部屋に案内してあげるわ、着いてきて」
「セリーヌさん、ありがとうございます。」
◆ギルド2階
「それじゃ、龍君の部屋はここ、208号室ね。あ、
模様替えは自分で勝手にしちゃって問題ないよー
私の部屋は、前の216号室だから。先生は一番奥の
200号室にいるわ。困ったら来てね~」
「分かりました!」
それだけ言ってセリーヌさんは自室へ帰って行った。
「さてと...」
俺に与えられた部屋は現実世界で使っていた部屋よりも
3倍ほど広くとてつもなく解散的だ。その部屋にテーブルと椅子
ベットが1つという、簡単な物だった、とりあえず今日は
忙しかった...もう寝てしまおう。
まだまだ気になることも多い...もっとも気になるのは
翔の事だ...アイツはもとの世界にいるんだろうか...
ああ、俺の意識はベットの気持ち良い感覚に沈んで行く
やがて、瞼が降りた...........
今回は話の盛り合わせ、と言った感じです!!
時間の流れが早いと感じる方もいらっしゃると
思いますので、次回はアルムのお話を...