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8/12

8 前

前半だけですので短いです!!

ディランやばい。


認めたくはないが何の因果か、私の専属執事となった攻略キャラのディランがやばい。

やばいっていっても良い意味ではなく...



───お、お嬢様!どうしましょうっ...


───あわわわ!!てぃ、ティーカップが...


───おじょうさっ、へぶっ!!!!



......やばい。語彙力が無くて申し訳ないが本当にやばいのだ。

役立たずすぎる!!どうしましょうじゃないよ、どうにかしないと!花瓶どころかティーカップまで割るとはっ...!あと廊下は走ってはいけません、盛大に転びます!


ツッコミ放題のディランに齢5歳の主である私は頭を抱える。

本編はなんとか小さなミスだけだったのだ。まさか、まさかこの歳でこれだけ失敗続きさせられるとお父様やお母様も苦笑いしか出来なくなっていた。私は笑えたらまだいいほうだ。


私はディランの方を見る。

花の水換えに苦戦しているようだった。貴方はあの館で何を教わったんですか。

なんとか花の水換えをしたディランを見つめながら、あの初老の庭師の事を思い出した。


...そういえばあの日は何も言わずに帰ってしまったような。また花の事を知りたいな...。


顔を上げると、ディランはそのまま花の世話をしている。

私は花の茎を折らないかと心配していたが、それは杞憂だったようだ。彼は手馴れたように花を整え、萎んだ花を丁寧に摘んでいく。


あれ?珍しいな...もしかして植物のお世話とか好きなのかな?

私は首を傾げながらもディランに聞く。


「おはな、おせわしたことがあるの?」

「え、は、はい!あの、館で植えている花のお世話担当が自分でしたのでっ...。それに、個人的に花は好きなので。まぁ、花瓶の水換えは苦手でしたが」

「そうなの?ならうちのにわはみたかしら?」

「というと、マーティン伯爵家の花園ですか?いいえ、まだですが...」


なんてことだ、もったいない。私は彼の手を掴んで庭に行くことになった。

前半と後半に別れて小説を出します!

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