表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
眠る月の皇子  作者: 古波萩子
『眠る月の皇子』
1/141

第0章 皇帝開闢

               <皇帝開闢(かいびゃく)>

 



 宙地原そらちのはら――その惑星には様々な種族が共存している。


 

 いにしえより宙地原そらちのはらでは太陽族たいようぞくの一族内から『皇帝』が選ばれ、星の頂点に君臨し秩序を保っていた。

 同じく月族つきぞく宙地原族そらちのはらぞく太陽族たいようぞくとともに敬われ、彼ら3つの種族は『皇族御三家』と称されている。 


 他の種族はこの皇族御三家から階級順位と領地をたまわり、平穏に暮らしていた。


 

 ところが現代から数えて800年前の或る時、『皇帝』が階級順位制度の廃止を宣言した事変が起こる。

 この後、皇族御三家はいずこかに姿を消した。



 残された他の種族は支配階級から解放された世界で「自由」の名の下、領地の奪い合いを始める。

 そして幾多の争いの中、指導者が誕生した。 



 領地の王たる存在――『領王りょうおう』である。



 最も強い能力者が領地内から選ばれ『領王』となり、各領地に君臨するようになった。

 皮肉なことに階級順位制度から解放された人々は、各々『皇帝』に似通った支配者を生み出し制度としたのだ。


 この『領王』制度は800年後の現代まで脈々と受け継がれていく。






                 ◇◇◇






『どの種族として誕生しようと優劣は無い。それは先に生まれた者が創り出した、証明も出来ない欺瞞の線引きだ。

 誰もが赤子の頃からその線引きを教えられ、合わせることを強要され、従い続けただけに過ぎない。お前達を血筋の奴隷にしてきたことをどうか謝らせてほしい。

 解放しよう。今宵からこの星に奴隷は存在しなくなるのだ』



       (『古代選集 九巻 最後の『皇帝』宣旨』抜粋)




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ