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エピローグ~神の独り言~
「ふふふ……」
広い部屋の中、最奥に据えられた豪奢な椅子に腰かけ、レティルは微かな笑い声をあげていた。
「やっとだ…。やっと取り戻した。」
愉快そうに、彼は一人で笑っている。
「この時を待ち焦がれていたのだ。」
不気味にその肩が揺れる。
「ようやく、私の悲願が叶う。」
静かな部屋に、彼の声はよく響いていた。
「さあ、足掻いてみせるがいい。足掻いて、足掻いて―――世界を変えてくれ。」
ひっそりと響く声は、不吉を予言する、ひどく歪な狂気を孕んだ不協和音のようだった。
【第1部】END 次の部へ続く…
◆ ◇ ◆
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【第2部~守護する獣の街~】あらすじ
「一人で……独りでいないよな? 実……」
心の距離を置き始める実に、皆は……
実が魔力を取り戻してから数ヶ月。
一見平和に時間は流れているかと思われたが、拓也と尚希はある日、実が隠れてアズバドルへと行っていたことを知る。
危険だと怒り、その目的を訊ねた拓也に対する実の答えは―――
変わっていく関係に戸惑う、異世界ファンタジー第2弾!
事件の舞台は、まさかの―――!?
■おまけ:カットイラスト01
■おまけ:カットイラスト02
■おまけ:4コマ漫画01
■おまけ:4コマ漫画02




