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短編とかその他

こいつらバカップルすぎるだろ

作者: リィズ・ブランディシュカ
掲載日:2022/08/01



 僕は目の前にいる二人を見て、なんとも言えない残念な気持ちになる。


 こいつらバカップルすぎるだろ。


 いくらなんでもバカップルすぎるだろ。


 本当に、思考力が低下してるし、知力だって下がってるに違いない。


 見せられている方が拷問されてる気分だよ。


 お弁当を広げた女子が、おかずをはしでつまんで男性の口元へ。


「あーくん、あーんして」


「もぐもぐ。みーちゃん、おいしいよ」


 男性は満面の笑みで、それを咀嚼している。


 視線は互いに注がれっぱなし。


 他のところに一切向いたりしない。


 なんだこれ。


 桃色がきつい。


 これ、どこでやってると思う?


 学校の教室の中だよ。


 昼休みの教室の中だよ。


 高校生の、思春期が集う一つの部屋の中だよ。


 勉強にはげまなくちゃいけない学び舎の中だよ。


 のちのち黒歴史になるだろうな。


 とか。


 人前でいちゃつくのは恥ずかしいな。


 とか。


 普通の学生なら考えるだろ。


 でも恋愛というものは恐ろしいもので。


 人からあんな風に思考力とかもろもろの、人として大切な何かを奪ってしまうんだ。


 あいつら昼の時間になったとたん、ノータイムで桃色フィールドを展開したぞ。


 待ち時間いっさいなし、拷問系かつ観覧系の見世物が始まった。


「あーくん、こっちも食べて」


「もぐもぐ、おいしいよみーちゃん。大きくなってもずっとお弁当つくってね」


「あたりまえじゃない。もうっ、あーくんったら」


「そっかそうだよね。えへへ」


 砂糖はく。


 粒じゃなくて、塊で吐く。


 ひとかけらとかじゃなくて、十とか二十くらいのかけらを吐く。


 学校だけじゃなく私生活でもああいうのはやばいよな。


 世の中にいるカップルとかさ、いつか別れるかもしれないのに、つきあいたてでよくSNSなんかに色々のせられるよね。


 人のイチャイチャとか、見せられても、どうすればいいんだよって話。


 常々思う。


「あーくん、だーいすき」


「みーちゃん、すきだよ」


 そこのバカップルが、甘い言葉をささやくたびに教室の中が、甘ったるくなっていくのを見て。


 そんな教室の雰囲気に気が付かない、相思相愛系・黒歴史生産男女を見て。


 恋愛はこういう残念な輩を生み出すから。


 絶対にしっかりした大人になるまで恋愛しないでおこうって。


 そう思った。



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