プロローグ
敵味方に多くの死者が出た。
あれから一週間。
犠牲者の葬儀と革命の成功を祝ったパレードが行われていた。
きっとまだ、やるべき事も沢山あるだろう。
超能力も未だ原理の分からないままだし、街や城の復旧もある。
そんな中、エレンは研究所を訪れていた。
「良くやってくれたわね。」
「約束通り、倒しましたよ。報告は遅くなりましたが。」
レイカやバッサム、他の能力者も無事保護された。
メンタルケアなども含めて
必要なことはかなりあるが概ね順調だ。
「そういえば、
まだ名前を伺ってませんでしたね。」
初対面ならするべき事を、
エレンにはする余裕が無かった。
ようやく当たり前に聞くべきことを聞けた。
「私は……」
彼女の顔は、思いの外真剣だった。
まだ、終わっていないというように。
物語は未来に向けて、大きく動き出す。
Pieris第1部であるレイカ奪還編がここに終幕!
って感じになりました!
主人公は悲願の達成、革命は成功するなど
ハッピーエンド状態ですね。
ですがまだまだ解き明かされていない異能の真相、
最終部の約束を交わした研究者の正体。
レイカとエレンの関係などは第2部
星皇選別大戦争編にて描く予定です。
今後ともよろしくお願い致します!