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転生したら魔法書でした!  作者: つく丸
1/4

出会い!

1

目が覚めるとそこは色鮮やかな光の世界だった。

光は絶え間なく動き続けていて、ただひたすらに目がチカチカする。

「ここはちとせわしないな」

「ほれ」


誰かの声がして思わず閉じた目を開けると、黒い人影がいた。

影はだんだんと色がでてきて老人の姿になった。


「あなたは誰ですか?」

「私はどうしたんですか?」


「そう焦る出ない」

「もう1人来るから」


そういうと隣がいきなり輝き始めた。

輝きが収まるとそこには女の人が立っていた。


「・・・ん?」

「ここはどこ?」


「そろったようだし」

「説明をするとしよう」


そういうと老人は説明し始めた。


「今からある星に行って貰う」

「そこで自由に過ごしてほしい」

「わしゃその様子を観察して楽しむから、よろしく頼む」

「とりあえず下準備はしてあるけど、何もできてないに等しいし基本手出ししないから頑張って欲しい」

「基礎として不老不死と魔法書と***を渡す」

「じゃあ行ってらっしゃい」


「ちょっと待って、何も分からないんですけどおおぉぉぉ」

結局最後まで伝えることができず、老人がほほ笑んでいるのを見ながら光に飲み込まれた。




******************



俺は気が付くと古びた天井を見ていた。

目線を下の方へ向けてみるといかにも魔法使いみたいな男が目をおさえていろのが見える。

何が起きたか分からず男に声をかけてみようとしたが声が出ない。

気づいたら顔すら動かない。


そのうちに、男が


「なんでいきなり光りだすんだよ」


と言いながら近づいてきた。

男は俺の前で止まり、俺のことを両手で持ち上げた。


男の手と比べてみると自分の体がずいぶん小さくなったようである。

声が出ないし体も動かない。

男は俺を持ち上げたままなので[念話]をしてみることにする。


[念話]とは、言葉を念じるだけで相手の頭に伝えることが可能であり、口で話さなくてもよくなるのだ。


(やあ、初めまして。ちょっと聞きたいんだけど、今どういう状況かな?)


俺が話かけると男は一瞬固まり、俺のことを放り投げた。


地面とぶつかる時に身構えたが痛みは来ない。


男は声にならない悲鳴をあげて距離をとった。


(いきなり投げるなんて酷いじゃないか)


というと、


男はキョロキョロした後、


「さっきから話しかけてかけてくるのはお前か?」


と指を指して言ってきた。


見える範囲には誰もいないから変なことを聞くなと思う。


(ほかに誰がいる)


「やっぱり間違いない。・・・本が喋ってる。」


(ん!?・・・)


体が全く動かないから男に川に連れて行ってもらい、波のないところで自分の姿を確認する。


(ふむ、黒くてなかなか凝った模様のあるほんだな

我ながらカッコいい

って、見てる場合じゃなーーい)


そこには自分の姿はなく本がある。

いや、自分の姿が本なのだとさとった。


(えぇぇ~ 転生したら本でしたとか…)


こうして本としてさっそく途方に暮れてしまった。


はじめまして

気にとめていただきありがとうございます


更新は気が向いたときに行います

あと修正は多々します

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