表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

序章

この作品は作者の趣味が詰め合わせてあるため明確なジャンルが存在しません。

それでもよろしい方はそのままご閲覧ください。

全ては、あの日からはじまった・・・・・。


燃え盛るのはかつて母と暮らした小さな屋敷。


泣き叫ぶ子供の声、大人の怒号。


そして・・・・・・【ボク】はそれをただ・・・・仮面の奥にしまい込んだ憐れみの目で見ていた。


これから始まる復讐の火種を、永遠に心に刻みつけながら。


序章

【ハジマリノ・・・・】


「・・・ま、さ・・・。・・・さま、るいす・・・ルイス様。」


呼ばれてはっと気がつく、目の前にいるのは黒髪の短髪そして金色のモノクルをかけている専属の執事。

名前をシェスティア・ヴァルロフという。長ったらしいので俺は【シェン】と呼んでいる。


「いかがされましたか、なにやらぼんやりとしていられる様子でしたが。」

「なんでもない。ちょっとした遠出からこの町に帰ってきて一安心ってところなだけだ。」

「それなら良いのですが・・・。」


俺の名前は、ルイス・アーヴェイン。年は19、1年ほど前に親父から【大侯爵】の位を受け継いだばかりの新米貴族ってやつだ。

容姿は銀色の短髪あと両目とも青。ほそっこい身体つきでよく【中性的ですね】って言われるのがタマにキズだ。


先日から親父に言われて地方にいる有力な貴族様達に挨拶してカントリーハウスのある町

【マモネット】に帰って来たばかりだ。


このあたりの地区はそのほとんどが貴族のカントリーハウスの密集する土地だ。

その中の1等地に分類される場所に【実家】があった。


そっと溜息をついたと同時に馬車が止まり、シェンが先に降り先導する。


「さて、親父に報告にいきますか。」


気合をいれて屋敷の中に入る。


そう、それまでが俺の知る世界で・・・鳥かごだった。


それがいつの日か壊れることなど、知らなかったのだ。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ