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始まり
0話 -始まり-
※この物語はフィクションです。
僕らは今すごく祝福されている。
カリヨンが鳴る音。多くの人の祝福の声。
目の前は澄み渡る晴天。
きっと希望に満ち溢れていた。
そう、今僕達は大勢の中、幸せを満喫している。
だが、誰もこの後の事を知らない...
ちなみに僕らの出会いは5年前から始まる...
5年前...
僕(神也 歩)はごく普通の日常を過ごしていた。
本当にフツーすぎてつまらない日常だった。
あの人に会うまでは...
いつも通りの道を通り学生生活を送っていた。
「あ〜何か変わった事ないかな〜」
「特に何もない日常を過ごす事が俺らの楽しい日常だ。何も無い方がいい。」
これが僕と、友達の英将との何気ない会話だ。
時々ここに、徳文が加わる。これが日常だ。
こんな何気ない会話をしていると学校に着く。
自分はそこまで頭がいい方ではない。
ただ普通に勉強して、ご飯を食べて、寝る。
きっと今日もそうやって生きていくのだろう。
そう思っていた。あいつがくるまでは...