表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

1 私の名前

私たちが出会ったのは、冬になると雪が積もる田舎町。

隣の家までは1kmも歩かないと着かないような、

田舎町で私は彼と出会ったのです。

私の名前は美愛みあり。

美しい愛って書いて美愛って読むなんて

今で言うキラキラネームみたいだよね。

そんなキラキラネームみたいな名前でも

今は凄く気に入っている。

小さい頃はばかにされたりしていて凄く嫌だった。

だからパパに


「なんで?美愛なんて名前にしたの?

みんなに変なお名前って言われて凄く嫌だっ!!!」


と怒った事があった。

パパはゆっくり口を開き話始めた。


「パパはね。椿の花が凄く好きなんだ。

だから椿の花言葉の意味をたくさんお勉強して

こんな女の子になって貰いたいと思って

美愛ってお名前にしたんだ。」


と話してくれました。

幼かった私には理解ができず、

腑に落ちない顔をしていると

パパが私の頭を優しく撫でながら笑顔で


「いつかわかってくれたら嬉しいな。」


と言っていた。

でもその当時の私はとても椿の花言葉の様な

女の子ではありませんでした。

人見知りが凄く、声を出すことすら恥ずかしくて

挨拶した時は、顔が真っ赤になり

すぐママの後ろに隠れて、足にしがみついている様な

引っ込み思案な子どもでした。


そんな私でも、

とても素敵な男の子と出会う事ができたのです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ