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ふらふら

作者: 雪狼

一つ、また一つ。この混沌たる世界に雫一つ。ポッ・ピト・トポン。また一つ混ざっていく。この世界はとても目まぐるしい。ありとあらゆる言葉、感情が無造作に混ざり、時の流行りに合わせ顔を変える。言葉に絶対は無く、解釈も自由に行われる。どんな物を投げ込んでも包んでくれる。またそれを世界から見つけてくれる人が居る。世論に合わせ調合した雫を落としても良し、気ままに殴った癇癪でも良し。此処では個人など無くただあるのは余人の立ち入る隙の無い頑強な価値観に包まれた創造力の雫で満たされた、荒いが何処か惹き込まれてしまうような不思議な大海しか無い。しかし此処は居心地は良いが、扱いには気を付けなければならない。価値観とは言い換えれば毒である。他人の腕を自分に移植する様な物である。適合すれば御の字。適合しないのが関の山。飲み込まれ自身が変質するのが常。この事を肝に銘じてこの海に雫を落として見たらどうだ。また自身がどっぷり入るのもありだろう。ポツリ、ポツリ。大海に紛れる事を願い。ポツン。落として見た。冬明け春芽吹き、こんな毒でも誰かに届け。

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