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ウサ神様の山興し

作者:ゆりかご
前を見ても、後ろを見ても、果てが見えない行列に彼女は並んでいた。年齢、性別、種族、何の分類もない行列の先に待ちかまえていたのは、品のいい紳士風の閻魔様であった。閻魔様が言った。
「君には次の生で山の神やってもらうよ」
そしてどこにでもいるような平凡な日本人だった彼女は、特別な転生手順を踏み、記憶を保持したまま山の神様として転生した。どうやら、神様として仕事をするには一切問題はなさそうだ。仮に問題があるとすれば、一つ。
「どういう仕様よこれは」
彼女はなぜか、ウサ耳であった。

※一次投稿は初めてです。
※ものすごーくのんびり更新の予定です。
第1羽
2017/10/07 16:37
第2羽
2017/10/08 15:00
第3羽
2017/10/27 22:00
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