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麻雀天国巣鴨プリズン

 日本は、戦う前から、アメリカに支配されていた (3)

 で、巣鴨プリズンにぶち込まれても、死ぬよりはよかった

 と、書きました。

 ネウヨの人が、

 巣鴨プリズンって、そんなに待遇がよかったの?

 と、何かで書いていたので、答えたいと思います。

 ハイ、よかったです。

 巣鴨プリズンの待遇が良いと、

 東京裁判は復讐裁判

 が、前提から崩れそうで、受け入れ難いでしょうが、事実です。

 もちろん、私も、

 東京裁判は復讐裁判

 を、否定しませんよ。

 母一人、子一人なのに、その大事な一人息子を、

 日本人に食われた

 という、かわいそうな人も、当然アメリカには、いるわけで、

 日本人を憎んでいる

 人達が、戦争をしていたのだから、アメリカには、たくさんいますよ。

 降伏しただけで、

 それで許す

 とは、絶対にいかないでしょう。

 人の心とは、そういうものです。

 降伏しても、裁判やって、懲らしめてやる、

 当たり前です。

 もし、アメリカが日本人に公正な裁判をしたことが、アメリカ人に知れたら、暴動が起きちゃいますよ。

 自分の息子を殺されているのだから、何でもやりますよ。怖いものなんて、ない。

 東京裁判は、そういう

 ショー

 だったのです。 

 だから、外国人も復讐裁判だと言うのです。


 私は、親族の日記を読みながら、

 巣鴨プリズンにぶち込まれてー

 と、妄想を膨らませていました。

 私の親族は、巣鴨プリズンで、ほとんど、

 麻雀

 をしていたようです。

 もちろん、

 労働

 もあったのでしょうか、あまり書かれていません。

 私は麻雀が大好きで、やりたくてしょうがないのです。

 私は、酒もタバコもやらないので、興味がないのですが、麻雀に賭けられていたので、

 タバコの支給は在った

 ようです。 

 タバコやお茶のような嗜好品から、衣服、下着、石鹸のような生活用品、紙とペンと封筒等の文房具に至るまで、ただで、支給されたようです。

 そして食事、

 食事は最高

 でした。アメリカ基準なんですよ。

 当時、日本は食糧難でした。

 どのくらい食糧難なのかというと、有名な話で、裁判官の餓死があります。

 合法な配給食では足りないので、違法なヤミを利用していたのですが、

 裁判官だから法律は破れない

 ため、餓死した人が、

 一人だけ

 いるのです。

 この話を、

 法律を守っていた裁判官はたった一人しかいないのだから、日本の裁判は信用ならない

 と、解釈するのが、適切だと思います。

 でも、この話を教えてくれた中学の教師は、当時の食糧難を経験しているので、

 餓死という人間にとって最も苦しい思いをしてまで、

 法律を守り抜いた裁判官がいる

 だから、日本の裁判はアメリカの陪審員制度よりも優れている

 と、判断しているようです。

 まあ、とんでもない食糧難でした。

 

 巣鴨プリズンにぶち込まれた時点で、お金も仕事も、そして食糧難さえも気にしなくてよいのです。

 (実は、この時、ハイパーインフレが日本を襲っていたのですが、私の親族は、出所するまで知らなかったそうです。)

 もちろん、健康さえも。

 私の親族は、巣鴨プリズンで持病が悪化し、病院に移されました。

 そこも、アメリカ基準の病院で、当時の日本としては考えられないほど、贅沢でした。

 私も当時の医療事情はわからないのですが、

 昭和三十年、

 戦争が終わって十年経ち、

 朝鮮戦争も日本の独立も終わっていた時、

 日赤に入院しようとしたら、

 布団を持って来い

 と言われたそうです。

 日本は食糧難だけでなく、全ての物資が不足していたのです。

 ネウヨはよく、

 GHQによって日本は変えられた

 と主張しますが、

 日本を変えたのは、高度経済成長

 です。それまで、日本人はとても貧乏でした。

 高度経済成長を知らない世代の人達が、簡単に騙されて、ネウヨになるのです。

 

 私は大学時代、寮にいました。そこで麻雀ばかりしていました。 

 男しかいない集団生活の楽しさをよく知っています。

 巣鴨プリズンにぶち込まれていた日記を読むと、それが思い出されて、

 巣鴨プリズンにぶち込まれてー

 と、なります。

 巣鴨プリズンには、麻雀以外にも、良い点があります。

 巣鴨プリズンにぶち込まれている人は、

 当時の日本を代表する有名人

 で、その人達と、お友達になれるのです。

 私の親族は、

 皇道派の荒木大将

 と仲良くさせていただいたようで、巣鴨プリズンを出た後も、お会いしたことがあるそうです。

 皇道派の荒木

 といえば、高校の日本史の資料集にも載っている人です。

 ちなみに、荒木大将は麻雀はしないそうです。

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