陰謀論的憲法観 (1)
私は陰謀論的遺伝子説というものを考えております。
陰謀論というのは、戦争を語るうえで
便利
なんですよ。金持ちや権力者の個人的な利益があれば良いので、
国益
というものを考えなくていいんです。
第二次世界大戦では、GDPの何倍もの戦費がかかり、何十万、何百万、中には一千万以上の国民が死んでいる国もあるんですよ。それに見合う国益なんて現実には存在しないんです。国益を考えたら戦争そのものがやれないんですよ。
戦争を国益で語る人は、国益そのものを考えることができないか、小学生並の算数もできない人なんです。
中には、アメリカが第二次世界大戦に参戦したかった理由を、
アメリカがイギリスやフランスに多額のお金を貸していたから、
と書いていた人がいますが。
アメリカの戦費って、GDPの3倍くらいあるんだよね。
数十万の国民が亡くなったんだよね。
それに見合う多額のお金って、GDPの十倍くらいかな?
よく、そんな多額のお金を貸せれたよね、アメリカ政府は。
実際の金額を知ったら、引きますよ。
遺伝子説というのは、例えば、憲法に関して考えれば、
護憲派と憲法改正派
に別れるのですが、この二つに別れる理由が、
論理ではなくて言い掛かり
理性ではなくて感情
だと、判断し、その感情の元になっているのが、
遺伝子
だと考えているということです。
憲法改正派に強い影響を与えていると思われる
北朝鮮のミサイル
(私は護憲派の人達の考えは全て無視します。その理由は、
護憲派の人達の考えは当たり前過ぎてつまらない、
ネットでは、憲法改正派の人達の考えばかりが目について、護憲派の人達の考えを知る機会が少ない)
に関しても、私には朝鮮系の遺伝子がないのか、
どうでもいいかな
と、思ってしまいます。
ああ、出来レースでミサイル飛ばしているね。
ちゃんと、日本人の迷惑が最小になる時間帯を選んで発射しているね。
都議選で自民党が大敗したから、文字通り援護射撃かな。
ああ、やっぱり衆院解散したね。
そういう筋書か?
じゃあ、選挙の情勢次第でまたミサイルが飛ぶのか?
そんなことを考えてしまいます。
でも、朝鮮系の遺伝子を持っている人達は、北朝鮮を軽視することはできないようで。
北朝鮮を過大評価したいのは、朝鮮系の遺伝子を持っている人達にとっては、当然のことですよね。
中には、北朝鮮が強盗で、日本がその被害者で、強盗に包丁を突き付けられている状況だそうで。
北朝鮮と日本って、そんなに戦力差があるんですかね?
強盗っていうのは、武力によって
利益
をあげたい人達ですよね。
北朝鮮は日本と戦争して、利益をあげられるんですかね?
第一次世界大戦以降、戦費がかかりすぎて戦争で利益をあげるのが不可能になっているのに、
北朝鮮は不可能を可能に変える
神
なんですかね?
しかも、戦争に反対しているのに、憲法九条を変えたいそうで。かなり複雑な
感情
ですよね。
話はズレますが、北朝鮮ではなく、現実の強盗に包丁を突き付けられたら、
「話し合いで、」
くらいしか、言うことが頭に浮かばないですけれども。
武力で鎮圧?漫画ですか?
さて、陰謀論の話ですが、陰謀論と遺伝子説がどう結び付くのかは、後回しにして、憲法について書いていきたいと思います。
日本国憲法はアメリカ無双の産物です。正確に言えば、日本を天皇無双の国からアメリカ無双の国に変えるため、戦争をし、負けて、憲法を変えたということです。
日本国憲法はアメリカに押し付けられた
と主張する人がいますが、それが、まさしく、アメリカ無双なのです。
アメリカ無双とは、米軍の虎の威をかる日本人が好き勝手やるということです。
命令に従わなければならない理由が、
戦争に負けた
というもののため、どんな極悪非道なこともやれるのです。そこが、天皇無双との最大の相違点です。
具体的には、日本政府は、日本兵や遺族に対する恩給をストップしてしまいました。GHQに命令してもらって。天皇の命令には、したくなかったでしょうね。日本は戦争に負けるしかなかったんですよ。負けなければ、戦費が問題となって謀反が起きてしまいます。
日本国憲法も日本の国会で審議されて可決されたものです。反対票は八票入りました。
八票のうち、六票が日本共産党によるもので、保守系政党に所属している人で反対した人はいません。
武力革命を辞さない共産党は憲法違反な存在だと主張している人もいますが、
武力革命を辞さない当時の共産党は、ちゃんと日本国憲法に反対票を入れているため、筋が通っていると思います。もちろん、現在の共産党とは、憲法に対しても、武力革命に対しても、考え方が違いますが。
九条の話に入りますが、九条は第二次世界大戦の目的に沿ったものです。
それは、冷戦構造の確立です。
冷戦に関しては、今回は、実際に戦争するより儲かるから、ということだけにしておきましょう。
実際に戦争してしまえば、人件費もかかるし、補償も考えなければならないし、生産や流通がストップしてしまえば、利益そのものが減ってしまいます。
次回は、九条と冷戦について。




