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聞かなければ良かった話

カオルの家から戻って2ヶ月近く経った。

家に戻れば戻ったで、それなにり気持ちは切り替わり

寂しくて仕方無いという気持ちにはそれほどならなかった。


相変わらずカオルは頻繁には連絡をしてこなかった。

けどそれがカオルのスタイルだと思えば、腹も立たなかった。

あたしもそれほど連絡をするほうでは無いので、ごくたまに・・・

週に1度くらいどちらからとも無く電話をするような感じだった。


9月には休みを取ると言っていたカオルだったが、

同じ部署で急に退職した人が出たので、なかなか休みがとれなくなっていた。


やはり逢っていないとなんとなく気持ちのテンションが下がるのかな・・・

そんなことを思っていた。


それでも「おはよう」や「おやすみ」のメールは毎日届いた。

(カオルにしては頑張ってるな・・・)そう思った。



ある日の夕方。

仕事を終え家に帰ろうとして着替えをしていると、携帯が鳴った。

画面を見るとヤスからだった。


「もしもし。なんか久しぶりだね。なにかあった?」


「おう。元気か?俺今、こっち来てるんだ。

車で1時間くらいのとこに居るから暇なら飯でも食わないか?」


「そうなんだ?札幌行かないの?」


「あぁ。明日もここで仕事だからな。じゃあ俺もそっち向かっていくから

リオもこっち向かって来てくれよ。なら30分後には落ち合えるだろ?」


「わかった。そうするね。じゃあ途中で電話する」


そう言ってヤスの言われた方向に車を走らせた。


ちょうど40分ほど車で走らせたあたりで電話が来て、落ち合う場所を決めた。

指定された店に行くとヤスが手を振っていた。


「久しぶり。東京以来だね?どうミライも元気?」

「ん?あぁ・・・まーな。 カオルは?」

「うん。元気らしいよ?あたし達それほど連絡しないから。

朝と夜のメールくらいかな?後はカオルも今仕事が遅いみたいだし」


「そうなんだ。ウマくいってんだな。お前等」

「まーね。カオルも影でなにしてるかわかんないけどね」


そう言って笑ったが、ヤスはなんとなく浮かない顔をしていた。


アルバイトの女の子が注文をとりにきて、各自注文をした。

その子をチラチラと見ながら、実に愛想良くヤスが注文した。

鼻の下を伸ばすってこのことだな・・・という顔で。


「ねぇ?なにかあったの?最近二人ともネットしてないし」


「ん?あぁ・・・俺、ミライに「別れないか?」って言ったんだ。

けど、大泣きされてよ。結局はうやむやで帰ってきたんだけど、

それから電話とかしてもいつも同じこと言われるし、

俺からは電話しなくなったんだ。

まぁ、放っといてもミライからはくるんだけど。

なーんか噛みあわないっていうか、疲れるっていうか、もうダメかなってさ」


そう一気に言ってヤスは煙草に火をつけた。


「なにを言われるの?」

「結婚したいって・・・俺こんな仕事じゃん。

結婚したからってアイツが望むようなのは無理だと思うんだよな。

それに、まだ結婚とか考えられないっていうか、なーんかな」


「そうなんだぁ。でもミライは本気なんでしょ?

ヤスだって遊びじゃないんでしょ?」


「うーん・・・遊びっていうか、なんかもっと軽い感じで・・

って思ってたんだよな。

ほら札幌の彼女はミライ、仙台はアノ子、大阪は〜・・みたいな感じで」


「えぇー!そんなにいるの?」


「いや、いねぇけどよぉ。そのくらいの軽い気持ちだったんだよ。

ほら、最初はミライって見た目可愛いしさ、

こんな子とヤれたらなって思ったし。

こんなに本気になられるとは思ってもいなかったんだよ」



「ヤれたらって・・・・・ 本当に歩く下半身だよね。まったく」

「リオもそんなとこあるんじゃねーの?カオルと」

「え?あたしが?失礼な!」

「いや、それだけとは言わないけどさ。結構お前等相性いいんだろ?

ほら。アッチの?」



「カオル・・・そんなことまで言ってるの?」

「いやハッキリは言わないけどさ。

でもまぁ、、、なんとなくそんなことも言ってたかな〜て」

「そんなことって?どんなこと?どんな風に言ってるの?なんて?」


「そ、、そんなに質問攻めすんなよ。

別にどんな体位でとかリオがどうしたとか

そんなことまで言ってないって!ただ俺がこの前ミライとのこと言ったら

「体の相性は大切だぞ!」って言ってたからさ。そうなのかな〜って」


「そうなんだ・・・・・」


そう言われて、前に男ばかりのチャットのことを思い出した。

知らないふりをしてそうだけど、きっとまた男ばかりの時に調子に

乗ったカオルが一言、二言言ってるような気がしてならなかった。



「で。どんなことしてんの?」

イヤラシイ顔をして聞いてきたヤスに呆れた顔をして目をそらした。


「ヤスはミライと一緒に住むこと考えたことないの?」

早々に話題を切り替えた。


「俺?俺はいまのとこ無いかなぁ。だっていろいろとめんどうじゃね?」

「めんどうかぁ・・・・ そんな風に思われてるってミライが知ったらショックだね」


「うーん。けどミライには言ったんだよ。

「まだそんな気になれない」って。でも「どうして?」とか

「私のこと嫌いなの?」とか・・・さぁ・・・

どーも分ってくれないんだよなぁ〜 俺のこと」


「めんどくさいという気持ちを分れってほうが難しいと思うよ・・・普通は」



「お待たせいたしました〜」学生風の可愛い子が愛想よくヤスの頼んだ

五目チャーハンと回鍋肉を運んできた。

チャーハンをテーブルに置く際にお皿がコップにぶつかり、少しだけ水がこぼれた。


「きゃ!ごめんなさい」

女の子は慌ててお皿を引いてどこに置こうか迷っていると、すかさずヤスは

サッとお皿を受け取り、その子に


「いいよ!いいよ!全然大丈夫!それより君にかかってない?」

と優しく気遣ってあげていた。

彼女はそんなヤスを見て、ちょっと恥ずかしそうに頷き、頭を下げ去っていった。


「かわいいな〜〜」

彼女の後姿を見ながらニヤニヤというヤスを見て、なんだかな〜と思った。


「あたし、間違ってヤスと付き合わなくてよかった〜」そう言うと、

「その間違ってってなんだよ?」と横目で見ながらモグモグと口を動かした。



さっきの彼女が今度はあたしが注文したあんかけ焼きそばを運んできて、

注意深く静かに皿を置いた。

そしてチラッとヤスのほうを見て、ヤスと目が合うとまた恥ずかしそうに

俯いて頭を下げ急いで去っていった。



「いまなら秒刹でアノ子落とせそうだね・・・・」


「やっぱそう思う?俺もそう思う」と言い、遠くから見ている彼女に笑いかけた。

彼女はヤスの笑顔に嬉しそうな顔をしていた。


「ヤスってさぁ・・・・いっつもその調子なの?

 真面目に付き合ったりしないの?」

ちょっと呆れた顔して言った。


「俺だけじゃねーよ。カオルだって似たようなもんじゃん昔は?

まぁ今でこそちょっと真面目になったのかもしれないけどよー」

人のやきそばを勝手に食べながら言った。


「カオルが?」


「あれ?去年の話聞いたろ?ナンパして何人か食ったって?

リオともそんなんかな〜ってちょっと思ったけど、

今回はそうじゃないみたいだったけどな。

あのカオルがこうも変わるとはな〜 

リオはいいもの持ってるんだろな〜 

俺もあの時ホテルでちょっとお願いしときゃよかったかな〜 」


そう言って笑った。

でも、その冗談にうまく反応できなかった。


「食ったって・・・・・ カオル・・・「話しただけ」って・・・・」

あまりにも軽く衝撃的なことを言われて、言葉が片言になった。


「え?まじで?知らなかったの?「バレてなんか言われた?」

って言ったら、「そりゃもう〜」って言ってたから、てっきり・・・・」


ちょっとあたしの表情が変わったのを見て、

ヤスはそれ以上なにも言わなかった。



「あ・・・いや。いいの。昔のことだし。

いまになって怒っても仕方ないし」そう言ってなんとか笑った。


結構ショックだった・・・・いや・・相当・・・

食事が終わり、お皿を下げてもらい珈琲を注文した。

なんとなくさっきの話以降、あたしの話し方が変わったのかヤスは


「そんなに気にするなって!カオルもその場だけって思ってるから相手の

連絡先とかいっさい聞いていなかったし、教えてもいなかったしよぉ。

俺はしっかりその後も遊んだけど、あいつは俺の遊んだ子通じてカオルの

連絡先聞いてきても「絶対教えるなよ!」って言ってたし」


「ふーん・・・・」


「お前等今はウマくいってんだろ?なら気にするなって。

男だもの目の前で食えそうな女いたら食うじゃん?

でも、本気じゃないから その後は連絡しなかったんだろうし〜」


そう言ってまったく悪びれもせず珈琲を飲んでいた。

ほんとこいつは言わなくていいことを言う・・・

せっかく忘れかけていたのに、蒸し返すもいいとこだ。

それも2倍3倍にして・・・



去年のことだとわかっていても「あら。そうなんだ?」

と軽く流すことができずちょっと気分が下がった。

ヤスもそんなあたしを見てさすがに悪いことを言ったのかな・・

という感じだった。


食事を終え

「どっか行く?カラオケとか?」とヤスが聞いてきた。


「ううん。そんな気分じゃない」と答えた。


「じゃあ俺とホテルでも行ってみる?嫌なこと忘れるかもよ?」

と笑いながら冗談を言った。


「そうしようかな・・・」


「えっ!まじで?リオ口堅い?カオルやミライに内緒にしてくれる?」

と、ちょっと慌てながら言うヤスに


「行く訳ないじゃん・・・・」と真顔で返すと

「だよな〜 ビックリした」と言いヤスはサッサと歩いていった。

こいつ、、「うん。絶対内緒ね!」とか言ったらヤル気だったな・・・




駐車場につき

「じゃ。またね」と言い別れた。

ヤスはあたしの運手席の窓を叩き、


「今のカオルは遊んでないんだから、そう気を落とすなよ」

と言い手を振った。


発進した車の中で

「お前が余計なこと言わなければ気を落とすことも無かったんだよ!」と

ブツブツ文句を言い車を走らせた。


帰る車の中で延々とそのことを考えた。

カオルが知らない子にキスをする映像が頭の中に浮かんだ。

それ以上のことも・・・・


そう考えれば考えるほど気分が落ち込んだ。

そんなことをヤスから聞いたとカオルにいまさら言った所でどうしようも

無いことだと分りきっていた。

けれど独りでそのことを考えるのは辛かった。

そんなことをカオルに言っても困らせるだけだと思うし、

いくら謝ってくれても、聞いてしまった記憶は消せないし。


去年の夏にカオルがなにをしようとも、あたしにはアレコレいうことはできないとも思った。

そんなことを聞いてしまった今、池田さんのセクハラ疑惑ですら

「実は、なにかあったのかも?」と思ってしまう。


重い気分で家に帰った。

化粧を落とし、シャワーを浴び、何もする気になれずにボーとしていた。


「考えてもなにも変わらないのになぁ・・・」

そう思いながら窓を見上げると大きな月が出ていた。

きっと毎日でているのだろうけど、なんだか久しぶりに見た。


「満月かぁ・・・どーりで明るいんだなぁ」

部屋の電気を消すと月明かりで床に自分の影が伸びた。

(キツネ・・・・)指で影絵をしてみた。

(あとなにがあったかな?・・・)

そんなことを考えていたら携帯が鳴った。



画面を見るとカオルからのメールだった。


<今、仕事終わって帰ってきた。もう寝た?

 俺はいまから風呂入って寝るかな。早く暇にならねーかなー>


(今まで仕事だったんだ・・・・)そう思った裏に

(本当に仕事だったのかな?)という思いが込み上げた。



返信に<そっち晴れてる?今日は満月みたいですごく明るいよ>と打ち送った。


なにか他のことを書くと、さっき聞いたことをなにげなく書いてしまいそうだった。

すぐに返信がきた。



<晴れてるよ。こっちも見える。月なんかジックリ見たことなかったけど

 綺麗なもんだな>



その返信を見て、また月を見た。

(カオルも同じもの見ているんだな・・・)

そう思ったら急に寂しくなった。

同じものを見ているのに、すぐには逢えない距離が悲しくなった。


<あいたい>


その4文字だけを打って送った。

いままでそれを言うとカオルが困ると思い絶対電話でもメールでも

言ったことがなかったのに・・・


送って間もなく電話が鳴った。


「もしもし?どうした?なにかあったのか?」

心配そうな声を聞いて涙が止まらなかった。

黙ったままのあたしにカオルは


「ごめんな。すぐ逢いに行くっていったのに、なかなか休めなくて。

 もうちょっと、来週にはなんとか目途がつくから。そしたら休めるから」


「ごめん・・・忙しいのに。なんでもないから。大丈夫だから」

泣いているのをバレないように必死で隠して言った。


「まゆ、もしかして泣いてない?なんか声が変だぞ?」


「風邪ひいたみたい。なんでもない」そういって鼻をすすった。


「やっと新しい人に簡単な引継ぎ終わったし、遅くても再来週には

 行けるから。もう少しだけ待って。ほんとにごめん!」

そう言って謝るカオルの声を聞き、気持ちを落ち着けて答えた。


「うん。待ってる。ごめんね、疲れて帰ってきたのに、

 ゆっくり休んで。おやすみなさい」


そう言って電話を切ろうとすると、


「俺も逢いたいよ。

 じゃ、おやすみ。風邪早く治せよ。また電話するから。じゃーな」


そう言って電話は切れた。

切れた電話を握りながら窓を背に床に座った。

独りでいるのがどうにも悲しかった。

そのまましばらく何もしないで暗い部屋でボーと座っていた。


1時間ほど経った頃、なんだかなにもしないで座っていることが

バカらしくなって立ち上がり、そのままベットに倒れこんだ。

いくら考えても終わってしまったことは仕方が無い。

過去のことにいつまでも怒っているのもバカらしい。


けど・・・・

消そうと思っても消えないカオルへの不安な気持ちで

いつまでも胸がムカムカして胃のあたりがギュッとした。


この気持ちはいったいいつになったらスッキリするんだろう。

離れている間は延々とそんな気持ちなんだろうか・・・・

一緒にいても、帰りが遅くなるカオルにきっとそんな気持ちに

なるんだろうか・・・


不安と悲しさとが入り混じってその日はなかなか眠れなかった。




ウトウトしていた・・・

携帯の音で目が覚めた。

画面を見たらカオルからで、電話にでながらベットの時計を見ると

2時少し前を指していた。


「まゆ?寝てた?」


「あ・・・うん。ウトウトしてた。まだ寝てないの?どうしたの?」

少し頭がボンヤリしていた。

ウトウトしていたせいで、さっきのムカムカは消えていた。


「ちょっと前にヤスから電話がきてさ」

ヤスという言葉にさっきのことを思い出しまた胃がギュッとした。


「あ。うん、さっき言うの忘れてたけど、今日ヤスとご飯食べたの。

1時間くらいで帰ってきたけどね。行く前に一言メールすれば

よかったね。ごめんね」


ヤスとは絶対誤解されないとは思っていたけど、もしものことを

思ってそう言った。


「いや、いいんだ。そんなことは。ただ・・・ヤスが余計なこと

言ったんだろ?それでさっき泣いてたんだろ?」


その言葉を聞いて、きっとヤスがそのことでカオルに電話をしたんだと思った。


「あ・・・・・でももういいの。いまさらそんなこと言っても

仕方ないでしょ?過ぎたことなんだし・・・」


本当はいろいろ聞きたい。それもちょっと怒って。

けれどもし自分が同じことをして、それをいまさらカオルに

責められても(お互い好きになる前じゃない)と言うと思った。

開き直る訳じゃないけど、もうどうしようもないことだ。



カオルも慌てて電話をしたものの、あたしが言った言葉に

それ以上なにも言えないで黙っていた。


<過ぎたことなんだし>


そう言われてしまえば、なにも言えないんだろうなと思った。


気まずそうに黙るカオルにすぐにでも

(気にしないで)

(今が真面目ならいいの)

(全然気にしてないから!)


そう言えたらどれほどカオルは楽になるだろうと頭では分っていても

言葉が出なかった。

まだそこまで吹っ切れることはできなかった。


「ごめん。どうにもならないことなのに、すぐに笑えないよ・・・

カオルが優しい分、そんなことする人だって信じられなくて・・」


「もう俺のこと信用できないってこと?」


「そうじゃないの。昔のことだって分ってるし、

あたしと関係無い時のことだって分ってるのに、

聞いてからズーと胸がモヤモヤして、胃が痛くて、

頭の中で他の子と仲良くするカオルが浮かんで、、、」


そこまで言って言葉がつまり話せなくなった。



「今の俺には<もうそんなことしない>しか言えない」

静かにカオルがポツリと言った。


そんなこと分っている。

それくらいしか言えないのも分っている。


「ごめん。今日はもう寝て。疲れてると思うから・・・」

「でも、このまま切ったら・・・」


そう言ってカオルは黙った。



「そんなに騒ぐことじゃないのに、ごめんね。

女の噂のひとつやふたつあるに決まってるのに。

面倒くさい女でごめん・・・」


そう言ってカオルの返事を聞かないで電話を切った。


せっかく心配して電話をしてくれたのに、こんな切り方をした自分が

嫌になった。

あんな切られ方したら、今頃カオルが気にしているかもしれない。

自分の器の小ささにほとほと嫌気がさした。


今ならあの時のヒデの「カオルはなにか言ってた?」と言った意味がわかった。

きっとこのことを聞いたの?と言いたかったんだと思う。

アノ場で聞いても、今日聞いても落ち込むのは一緒だったろうけど。


できることなら今日ヤスとの食事を断ればよかったな・・・

そんなことを考えながらベットに入った。

少し眠ったので、今度こそなかなか眠れなかった。


さっきまであんなに大きかった月は小さく西の空に小さく見えた。

黙っていつまでもその月を見ていた。


カオルも見てるかなぁ・・・・


そんなことを思いながら・・・




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