表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法少女ガラミン  作者: からっかす
5話 カメとウサギ
74/270

5話終わり。

 「カメさんがんばれー。」

 朋はカメの応援をする。

 「ウサギ主もう少しですよ。」

 「ウサギ、はよせんと、カメにまけるぞー。」

 三者三様に応援している。

 カメはもうすぐ、鳥居の前を捉えようとしていた。

 このままでは、ウサギ主がカメにコースを塞がれ負けてしまう。

 ウサギ主は大ジャンプをして、カメを一気に超え、滑るように鳥居を抜けた。

 勝ったのはウサギ主だった。

 ウサギ主は立ち上がり、雄たけびをあげた。

 「あうー。カメさん負けたのです。」

 「ウサギ主勝ちましたよ。」

 「残念じゃのう。ヤツが負けるのが楽しみだったのに。」

 ウサギ主は額の汗をぬぐう。

 「ふう。危なかった。まさか、砂を本気で蹴ると、砂にズブズブ沈むとはおもわなんだ。」

 ウサギ主は濡れて砂だらけの美由を見る。

 「ん?魔法少女よ。何で、そんなに砂まみれなんだ?」

 「ウサギ主が最初にあけた大穴を埋めてたらこうなったんです。下着にまで砂が入って気持ち悪いです。」

 「それは、すまなかったな。」

 朋はカメに近づき頭を撫でる。

 「カメさん残念だったね。でも、頑張ったので偉いのです。でも、カメさん、地上でも足はやかったよ。カメさんと思えないぐらいはやかったのです。私より速いかも。」

 「有り難う。嬢ちゃん。負けはしたが、その言葉で心がはれた。」

 「えへへ。」

 ウサギ主がカメのもとへと歩み寄る。

 「カメよ。久々に良い勝負だった。礼を言うぞ。」

 そういって、筋肉が浮き出るポージングをとる。

 「こちらこそ、負けはしましたが、また修行して勝ちたいと思います。」

 「おう、いつでも待ってるぞ。」


 「では、解散しましょうか。私、家に帰ってお風呂に入らないと。」

 「美由先輩。砂遊びをした後の子供みたいですよ。お母さんに見つかったら怒られますね。」

 「そうだねぇえ。」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ