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魔法少女ガラミン  作者: からっかす
5話 カメとウサギ
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テスト四日目(最終日)朋、カメと出会う。

 テストは三日目が過ぎ、四日目になり終わりを迎えた。

 地獄のテスト期間が終わったのである。

 最終日で明日はテストは無いのだが、先生の採点のため午後は休みだった。


 朋は美由を追いかけるために、素早く教室を出て校門に向かった。

 珍しく美由はまだ来てないらしく、朋は校門前で待つ事にする。


 周囲を見ると、不思議なモノがゆっくりと歩いているのに気づく。

 それはカメだった。

 体長50cm程のカメだった。

 朋は座りこみ、カメの頭をツンツンつつく。

 「こりゃ。何をする。このいたずらっ子め。」

 「わあ。」

 カメがしゃべったので、思わず転んで尻餅をついた。

 「カメさんがしゃべった。」

 校門から何人かの生徒が出てくる。校門で尻餅をついている朋に冷たい視線が刺さる。どうも、みんなカメが見えて無いらしい。

 「そこのいたずらっ子。私が見えるのか?」

 朋は体制を起こし、カメを見下ろす。

 「ぶー。いたずらっ子では無いです。」

 「カメを見て、いきなり頭をつつくだけで十分だ。浦島太郎をしらんのか?」

 「それくらい知ってます。あ、私、あのカメをいじめた子たちと同じなのか。ごめんなさい。」

 「わかればよろしい。ところで、道に迷ったんだが、ここら辺にでっかいウサギはいないか?」

 「ウサギさん?見たことあるよ。」

 「何処にいる。」

 「しらなーい。でも、美由先輩なら知ってるかも。」

 「おお。」

 「待ってて、もう直ぐ来ると思うから。」

 しばらく待つと、美由が校門を通る。

 それを見た朋は、手をあげる。

 「美由せんぱーい。」

 そう言ってカメを両手で持ち上げ。

 「カメさん拾った。」

 美由はカメを見る。どうみても化け物だった。

 「朋ちゃん。何でも拾っちゃ駄目でしょう。」

 「あうー怒られた。」

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