ラブホテルのシスター
海沿いにあるラブホテルの一室で、シスターと宮崎はキングサイズのベッドの上で寝ていた。
二人とも裸で、お互いを見合う様に横になり、おでこをつけて寝ていた。二人を包む様にかけられたシーツの盛り上がりを見るに二人は手を握っている様だった。
服の上からでは細身に感じられた二人であったが、両方とも脂肪が極端に少なく、盛り上がった筋肉がついたボディービルダー的な体をしており、肩幅ががっちりしていた。高い身長と、服の作りが細身と錯覚させているのだろう。
二人は同時に目を覚ます。
シスターは握っていた手を放し、宮崎のほほを撫でる。
「さすがは、宮崎兄弟やな。」
甘く小さな声で、子供に語りかける様に、シスターはそう言った。
「そんな、シスターに比べれば・・・。。」
「そないな事は無いって、ウチが夢の中であそこまでのHが出来る様になるまで、もっと、時間がかかったわ。」
「シスターの導きが良いからですよ。」
「そう言われると嬉しいなぁあ。でもな、宮崎兄弟のHに対する情熱があってやこそや。ウチは今ではこうやけど、はじめの頃はHが嫌いでな。中々できんかったんよ。」
「意外です。」
「ウチかて、純情な頃があったんやで、あの頃のHへの嫌悪感のせいで、何年か無駄にしてしもうたわ。正直、後悔してる。あの嫌悪感を早く捨てられれば、もっと、若い頃から神の教えを広められたのにとな。」
「神の力に目覚めるには、あの世界で修行するしか無いですからね。」
「そうや。と、言うわけで、もう一ラウンドや。」
そう言って、シスターは宮崎の顔を両手で抱き寄せ、キスをした後、二人は眠りについた。