近藤遙人
近藤ジェミニの兄、近藤先生は近藤遙人という名前だ。
歳は現在25歳で、聖エルナール学院の卒業生であり、教員となって3年目となる。
近藤家の三男であり、二人目の妻の最初の子である。ちなみにジェミニは長女で母親は同じだ。ちなみに現在のお母さんは父親の妻としては4人目で、現在5歳の娘は4人目の妻との間に産まれた子であり、彼女は次女になる。
家系図的に複雑なため、彼だけが近藤家の後継者としてはじかれており、聖エルナール学院の教員になっていた。
近藤遙人は、別に近藤家に未練は無いので、今の生活に何の不満も無かった。
基本的に彼は、普通に結婚し、普通に仕事をがんばり、そしてしんでいければ、それで良いと思っていた。
奥さんも美人である必要も、特別な何かを持っている必要もなく、健康で、ずっと一緒にいれればそれでと思っている人であった。
ただ、彼の願いは、はかなく崩れる。
何故かといえば、彼は普通に暮らすには、彼は恵まれ過ぎていたからだった。
イケメンで家柄が良く、頭が良かったので、女子同士の争いが熾烈を極め、中学校時代から、女子同士の派閥抗争で勝ち抜いた女を与えられるという感じだった。
正直、そういった女に抵抗のあった遙人は、一度だけ、女子のルールを無視して、普通の子と付き合った事があるが、彼女はいじめられ、翌日にはふられていた。
自分の趣味ではない、勝ち残った女を与えられるがまま、ずっと生活を送る事になるが、自分と二回りも違う妹の自分の子供的なかわいさを知る事で徐々に価値観が変わり、何故かメイド趣味に走る事になる。
そんな折り、出会った、自分専用メイドであり、恋人候補が、朋であり、桐野であり、美由であった。