登場人物その2
成美屋 朋
本作品の女性主人公。魔法少女ガラミンの正体。
高校一年生だが、中学一年生に間違われるぐらいに身長が低い。
家の近くにある私立進学高校に何とか合格するも成績はドベに近い。運動オンチ。
持久走大会の時、美由の前でコケたせいで、見えないモノ見える様になり、その後、化け物化したばかりの茶トラのメス猫に触られ、魔法少女になる。
持久走大会の時、美由に優しくされた事と、自分に無い大人の女性の魅力を美由がもっている事、魔法少女になった自分へのケアなどから、美由に憧れを抱くようになる。
美由の役に立とうと、一生懸命もがいているが、見た目が小さな女の子である事や、考え方が子供である事や、また魔法少女に変身するのリスクが高い事や、美由に降りかかってくる難題が大人の事情をはらんでいるため、全く役に立てないでいる。
また、魔法少女になる事も、化け物に関わる事も美由から止められている。
現在登場している人間の中では、最も存在を薄く出来、見えないモノを見る目も最も優れている。存在を薄く出来る能力は、現在登場している人間の中では2番目に目が良い美由でも、認識するのが難しい程。
ヒロインであるにも関わらず、あまりの扱い難さから、名ばかりヒロイン状態にある。
ガラミン
朋が魔法少女に変身した状態。
『ガラミン』の名前は、朋が猫に触れて魔法少女になった時に、美由がつぶやいた名前。つぶやいた美由本人も、何故、ガラミンという名前を知っていたのか分かって無い。
白のスクール水着っぽいものがベースのバトルスーツという以外に外見の設定は決まっていない。
存在の力と、魔法力を膨大に消費するため、魔法少女のままでいると、朋が消滅するリスクを抱えている。
力の消費量が大きいため、かなり強いが、意識が飛び暴走状態に陥る。
初期の予定では、物語終盤まで朋は魔法少女にならない予定であったが、それだと魔法少女モノのジャンルから外れると判断し、1話半ばで強引に魔法少女にする事にしている。元々、この作品はホラーに振り、学園内で怒る猟奇事件をテラミルがさばいていくという軸でいこうとしていた。
桜間 美由
私立進学高校に通う高校三年生の女性。魔法少女テラミルの正体。
中学校時代に、自分のお尻に欲情した蛙の化け物にお尻を触られた事がきっかけで魔法少女になる。
自分が何故、魔法少女なのかは全く理解しておらず、ひとまず便利なので、魔法少女の存在を受け入れている。
セクハラ行為を行った蛙と仲良くなり、化け物社会に深く関わる事になる。
ウドの大木で、性格はおとこ女。目立つのが苦手で、目立たない様に本人なりに努力しているが、身長の高さと、良くドジを踏むため目立ってしまう。考え方がおっさん臭く、ファッションに全く興味が無い。ひたすら勉強と自主トレを行い灰色の高校生活を送っている。
作品上で説明されている髪型はツインテールである。運動中に髪を食べるのが嫌なので、髪を後ろ手回し、2カ所で結んでいるツインテールしているのだが、普段は髪を下ろしたセミロングである。それが説明されてない理由は、作品の構成上の問題で、初期の美由の登場シーンは、ずっと、運動をしていたため。
元々、目立つ事が嫌いな事と、魔法少女になってしまった事で、一層、自分の殻に閉じこもる様になり、魔法少女になった事で獲得した、存在を薄くする能力で、注目を避けてきた。
持久走大会での『お姫様抱っこ事件』で、女生徒の注目を集める事になり、『大人の事情でその本質が学校内に正確に伝わってなかった『おねぇえ様』』』に担ぎ上げられてしまう。
朋が魔法少女になった事件で化け猫と縁を持つ様になり、化け物社会と人間社会とをつなぐ、便利な第3勢力として扱われる様に成る。
現在の処、人間で二番目に存在を薄く出来る事と、二番目に見えないモノを見る目を持っている。軽い切り傷であれば、そこまで跡を残さず治療する力を持つ。初期の頃は常人には普通は見えないが、自分の事に興味を持ち探すと、見えてしまうという設定であったが、鬼の話では一ヶ月も過ぎてないのに、最高レベルまで下げると、退魔師の目でも視認が難しいレベルまで消えている。
テラミル
美由が魔法少女になった状態。
外見は全く決まっておらず、多分、ガラミンに似ていると思われる。
ガラミンとは違い、存在の力や、魔法力を、あまり使用しないため消滅のリスクは少ないが、パワーアップも大してしないため、戦闘にはあまり役に立たない魔法少女。
本人的にパワーアップを目指し、色々と努力はしている。
超加速という、全く移動してない状態から、素早く移動する技があるが、使うと大音量の破裂音が出る、欠点だらけの技。
体全体を覆う球体のシールドが、攻撃を受けるとオートモードで発動する。発動タイミングが曖昧。シールド自体は柔らかく、簡単に変形する。作中では説明されてないが、魔法少女の球体シールドをはると、大きな風船の中に入っている様な状態になり、シールドそのものの強度が弱い欠点を補うために、強い攻撃を受けると、力を受け流すために、簡単に転がってしまう。
蛙主
蛙の化け物。本人曰く、30年程生きているらしい。長生きしたから普通の蛙から化け物蛙になり、蛙の主となった。
山奥の神社に祀られているらしく、扱いは神である。
よく、作中で『匹』で数えれているが、神なので正確には『柱』で数えるのが正しい。
美由に良く欲情しているスケベガエル。
現在の処、作中に出ている化け物の中で最も格が高いが、最も雑に扱われている。
元々、一回限りの登場予定であったが、美由の設定を詰めていくうちに、絡ませる必要性が出て来た事でレギュラーに昇格した。
ウサギ主
ウサギの化け物。体長は3mを超えている巨大ウサギ。
数年前に、ウサギの主を引き継いでいる。山奥の神社に祀られており扱いは神である。
作中で『匹』だの『体』だの『頭』だのと数えられているが、ウサギなので『羽』だし、神なので『柱』が正しい。
蛙主をライバル視しており、相撲で彼に勝つため筋トレをかかなさい。最近ではただの筋トレマニアと化している。
社会の泥水を啜ってきた様で、大人の事情にやたら察しの良い処がある。
現在の処、神石によってパワーアップした白猫や、比較が難しいガラミンを除いて、肉弾戦最強の化け物である。
ウサギ主になる前は、蛙主に相撲で勝つため全国を渡り歩く修行の旅をしていた。
本来のウサギには無い、発汗機能を手に入れる事で、走り続ける事が可能となった。
背中に人を乗せて移動したがるが、乗り心地が最悪なので、誰も乗りたがらない。
傷だらけの黒猫
美由の家や、学校などの広範囲を縄張りとしている猫のグループの参謀を務めている。
自分専用の極秘諜報部隊まで抱えている。
ただ、彼の本来の仕事は、事を大きくしないための『根回し』であり、「裏での取引」が主な役目である。参謀や極秘部隊を仕切っているのは、あくまで、ボス猫に押しつけられているから。
基本的には集団行動が苦手な一人で動きたいタイプ。
朋が魔法少女になった件で、美由と縁を持ち、それをきっかけに蛙主やウサギ主とも知り合う。彼女等は色々と出来る能力を持っており、とても便利なため、都合の良い第三勢力として良く利用している。
須王寺 麗菜
学園最大派閥の長
桐野とタッグを組み、美由をオモチャにしている。
桐野 舞奈
3年。体育を除いては学年トップのガリ勉少女。
麗菜と共に美由をオモチャにしている。
初期の頃と大夫キャラが違い、初期の頃は、意地を張っている、かなり冷たいキャラであったのだが、今はただの不平屋になっている。
元々、名前すら無かったモブキャラであったが、朋がガラミンになった筋を考えると、どうしても言い訳をせざるを得なかった事と、派閥の話が進んでいたため、どうしても再登場させざるを得なくなったキャラ。
作者が8話の半ばあたりで、魔法少女にする案を思いつくが、ガラミンはもちろんの事、テラミルですらいらない子状態にあるので、却下されている。
神園
赤服の女。現在の職業は、某大手のハンバーガー屋店員。ホームレス。
子供の頃に魔法少女のアニメを観て、魔法少女になる事を決意し、退魔師の修行に飛び込んだ。修行を終え、独立したものの後ろ盾が無いため、喰うに困り、アルバイトや占いで生計を立てていた。あまりに金が無いために、化け物社会を混乱に陥れて事件を起こし、それで金儲けをするヒール役として登場したが、美由と共に生活していくうちに、美由に引きずられ段々とキャラが崩れていく。
メリーという犬がいるが、作者が良く存在を忘れ、書き忘れる事が多く、良く書き足してある。
彼女のトレードマークである、赤服は、100年前にフランスで造られたドレスで、かなり強力な魔法防具である。
密かに色々な魔法が使えるのだが、ほとんどの魔法が下準備が必要なため、いきなり使えるのは炎の魔法ぐらいである。
須王寺 月見
姉ラブ。
元々、7話は神園をヒール役として最後まで行く予定であったが、化け物社会があまりに大人な対応をするために話が行き詰まり、美由が神園を別の暗黒面に引きずりこんだために、話を強引に進ませるために出したキャラ。
芹ヶ野 加奈
1年女子。怪しげな噂をばら撒く。
鈴木 あずさ
1年女子で朋の友達であり同じクラス。現代社会が得意
佐藤 絵里
1年女子で朋の友達であり同じクラス。朋を撫でたがる。
田中 佐和
1年女子で朋の友達であり同じクラス。美由より身長が高い。胸が豊満
近藤 ジェミニ
学園2番目の派閥の長
日本人とイギリス人のハーフ
片奈 麻奈加
学園3番目の派閥の長
ハヤブサ
化け物。現在、人間くらいの大きさの恐竜に変身しており、須王寺家で隔離されている。
元々、彼の登場時のタイトルが「能ある鷹は爪を隠す」であったのでノリで出したキャラ。