表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【解説】万能薙刀娘とオタク侍の乱世介入記  作者: 滋賀 おうみ
第一章:因果の崩壊と物語のはじまり
7/7

【解説】第二章 第一幕 旅立ち

==============================

「サボり(さぼり)」

==============================

 フランス語のストライキを指すサボタージュ(Sabotage)を語源としています。その先頭の2文字「サボ」に日本語の動詞「る」を付与した造語です。そして、名詞化したものです。

 葵衣は本来頭が良いのですが、日本語として定着化した未来の癖として使用してしまいました。




==============================

「野宿火(のじゅくび)」

==============================

 日本全国に出没する「怪火(かいび)」の一種です。「怪火」は怪しい火の怪異・妖怪の総称です。

 「野宿火」は、信州南部に存在する怪異の様です。作中の説明にもありますが、人畜無害の灯の怪異となります。




==============================

「日本の茶(にほんのちゃ)」、「ハーブティー(Herb tea)」

==============================

 日本でメジャーなお茶として、緑茶が挙げられると思います。

 緑茶の製法は、「茶葉を摘む」=>「茶葉を蒸す」=>「茶葉を乾燥させる」です。この通り、時間がかかります。番茶、ほうじ茶、麦茶などもありますが、やはり時間がかかります。

 ハーブティーも一般的に市場に出回っている乾燥した「ドライハーブティー」。逆に生のハーブを用いる「フレッシュハーブティー」があります。

 今回葵衣が作ったのは、時間のかからない「フレッシュハーブティー」を淹れました。




==============================

「道化師(どうけし)」

==============================

 多くは「ピエロ(仏:pierrot)」と呼ばれる、「ひょうきんな動作を行う者」「愚かに踊らされる者」の使い方がされます。

 道化師の歴史は意外と古く、安土桃山時代と言われています。道化(どうけ)は実在の人物の名字です。今の芸人の様に、人を楽しませる事に長けた人物とされています。この「道化」が「おどける」に変化し、おどける人物を「道化師」と呼びました。

 調べてはいませんが、道化師に「ピエロ」を当て字にしたのは、明治時代の文豪ではないかと想像しております。




==============================

「陣笠と雑炊」

==============================

 戦国時代の陣笠をみると、逆さにすれば鍋の様に使える事が解ると思います。複数の用途を使える、あの形は画期的だったかと思っています。

 いつの時代も同じですが、戦争には兵力と共に、兵站(へいたん)が重要になってきます。「兵站」は、銃弾や武器、兵器の燃料、兵士の水食料や衛生器具など、継戦能力を支える物資です。

 もちろん、戦国時代も兵站は重要であり、田畑を燃やしたり、兵糧攻めなども戦術でした。

 以前にも出ましたが、「雑兵物語(ぞうひょうものがたり)」は一般兵のガイドブックになります。その中に食事の項目があります。干飯(ほしいい)を陣笠を用いて、(かゆ)にして食べます。

 米等は基本支給されますが、具材などは個別に調達して鍋を彩ったようです。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ