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新たな乱世

不審な点など作品中の疑問やミス等募集中。

作品終了後も募集してます。


圧倒優位たった呂布軍だったが、劉備軍の救援によってじょじょに劣勢になっていった。


背後を襲い、崩れていた曹操軍を蹴散らしていた張遼の目の前に関羽が立塞がった。

「虎牢関であったな。」

「うむ、だが・・手合わせは初めてか。」

「そうだな・・・では。」

合図は無い、だがそれでも同時に踏み込んだ関羽と張遼は激しく火花を散らす。


さらにその周囲を劉備軍が囲んだ。

「関羽殿!こやつ等は俺らに任せてください!」

「この寥化と周倉が関羽殿の戦いを邪魔する者を斬り捨てます!」

関羽を討とうとした兵は寥化と周倉の率いる精鋭を突破できずに被害を大きくしていた。















城壁の上から見ていた陳宮は驚きを隠せなかった。

すでに左右の伏兵は壊滅、張遼も止められさらに呂布の本隊も曹操の本陣に前で止めれている

絶対に勝てると思っていた陳宮の策は完全に破られた。

(何故だ・・・旬ユウは重傷、旬イクの考えも読んだ、程イクは東亞の守りについていない。

 郭嘉・・あやつがか?いや・・奴だけではない恐らくもう一人・・誰だ?

 曹操軍にそんな奴が・・・・)

そこで陳宮は戦場を見渡す。

「まさか・・・」

劉備の旗を見つけるとそこを見つめながら呟いた。

「徐庶・・徐元直か!?」















劉備の本隊は曹操と合流して呂布を止めていた。

張飛、超雲の二人は完全に呂布の足止めだ、曹操の精鋭が戻るまで。

「しかしやるな元直。

 見事な策だ。」

「いえいえ、私は劉備殿の人柄に惚れ配下に加わりました。

 ですからこの程度は当然です。」

二人は声を上げずに笑い合うと、

「さあいくぞ元直!鬼神の軍を打ち破ろうではないか!」















「うおりゃあああああああ」

渾身の力で打ち込むが呂布はそれを難なく受け止める。

「せい!」

超雲の槍も弾かれる。

今、呂布は張飛・超雲の二人と戦っていた。

周囲は曹操軍に囲まれ味方の援護は無い。

だがそれでも呂布は一歩も退かなかった。

だが、その円の中に入って来る者を見ると眉を顰めた。

大剣を構えた夏候惇と、大斧を持った曹仁、そして戟握り締める典イの姿があった。


五人を相手に呂布は奮戦した、だが豪傑五人の相手は流石の呂布の力も及ばなかった。

張飛と曹仁の一撃を受け止め、典イの攻撃を弾く・・・

これだけで呂布の腕は痺れた。

さらに速度のある超雲の連打を防いでる隙に夏候惇の一撃が来る。

勝機を失った呂布はやむおえず退却した。


呂布は全軍の精神の要、圧倒的な武は何者も打ち払う。

これが呂布軍の心をまとめていた。

だが、今それが破れた。

呂布軍は戦意を失い、崩れ始めた。















「退却だ。」

陳宮は言う。

兵士は悔しそうな表情をする。

「急げ!全軍急ぎ徐州へと退却せよ!被害を最小限に押し止めるのだ。」

陳瑠を捨て、呂布軍は退却を始めた。















関羽と張遼の一騎討ちは決着がつく事無くすでび50合以上打ち合っていた。

そこへ退却の命が聞こえる。

関羽が武器を下ろすと道を開けた。

「行かれよ張遼、決着はまたの機会に。」

「・・・すまぬな。

 さらば!」

張遼は疾風のごとく戦場を脱した。

曹操はエン州を再び取り戻すことに成功した。















漢王朝の力は弱まり、諸侯の力が強くなり天下は乱世を迎えた。

華北では黄州を得た袁紹が何進の配下から抜け独立、併州を併呑すると

さらに幽州に狙いを定めた。

幽州は劉ロを降伏させ公孫度を破り烏丸を恭順させた公孫サンが治めていた。

袁紹と公孫サンの対立は深まり遂に華北の覇者の名を賭けての戦いが始まろうとしていた。


中原では東を呂布、中央に曹操・劉備、西は漢軍が納め、

呂布を討つために曹操と劉備が動いていた。


揚州では袁術が勢力を巨大化させ、各地の豪族を次々に幕下に加えていた。

それに歯止めをかけたのが孫堅の子、孫策だった。

荊州ではすでに劉表が勢力を巨大化させていたため孫堅は揚州の豪族を帰順させる名目で

孫策らを派遣する。

孫策は周喩たちの援護の元版図を広げたが、孫堅の勢力が大きくなるのを恐れた袁術は

劉表を騙して孫堅を襲わせる。

窮地を逃れた孫堅だが深手を負い後事を孫策に任せて逝った。

後を継いだ孫策は呉郡を制して袁術と対立した。


益州では劉エンが病死し、さらにその子もことごとく死んでいたため四男の劉障が後を

継いだ。

漢中では五斗米教が勢力を張り、南方では猛獲らが南蛮の制覇にかかっていた。


西涼では馬騰がキョウ属を倒し勢力を大きくしていた。















孫堅の死、そしてこれから起きる公孫サン、呂布の死によって一つの時代が終わり

新たな世・・・


新の乱世の幕が開こうとしていた





これで一旦終了です。


続きはそれなりの作品を安定して書けるように

なったら書きます。

まあ何時になるかは分かりませんが・・・。


おかしな点の指摘は募集してます。

今後の作品に役立て、愚作を出しすぎないように

していく為に。


他の人の作品と比べて

何だこれ?ふざけてんの?ガキなの?

などと思った方も居たかもしれませんが、それでも

ここまで読んでくださってありがとうございました。


読者の皆さんが面白いと思っていただけるような

作品を書くために精進したいと思います。

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