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通勤電車

こんな朝早くから電車に乗るのは何年振りだろう。

朝のひんやりとした空気が心地いい。折角だから、先頭車両に乗ってみるか。

んっ?

周りが女性だらけだ。

次の駅でも、入ってくるのは女性ばかり。

しまった!これは、女性専用車両か。

僕は慌てて、次の駅で隣の車両に乗り込む・・・乗れない。

この時間って、こんなに混んでるのかよ。

僕は諦めて、一本見送って次の列車に乗る。

むっ?なんだか、お尻がムズムズする。

オイオイ、僕は男だぞ。

首筋に荒い息がかかる。

気持ち悪い。

痴漢は絶対すぐ後ろのヤツなのに、ぎゅうぎゅう詰めで全く身動きが取れない。

何だか恥ずかしくて、ちょっと怖いのもあって声も出す気になれない。

悔しくて、惨めだ。

こんなことなら、そ知らぬ顔をして、あのまま女性専用車両に乗っておけばよかった。

こんなに混んでなくて、結構快適だったのに。

     挿絵(By みてみん)

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