第六話 初めてのラブホ 続
俺のチートは「ラブホ」だった件
第六話 初めてのラブホ 続
どこまでも続く入道雲が沸き上がる青空。
どこまでも続く深緑の森林。
どこまでも続く黒土の街道。
その夏の青空に反抗するように禍々しいピンクのネオンが輝いている。
青年はフロントでざますさんから頂いたレモンを食べていた。その甘酸っぱい味に先ほどSMの部屋へ入っていったカップルを思い出しながら麦茶をすすっていた。ふいに客室連絡用魔石が光った。
「師匠!師匠助けてください!緊急事態です!。」
「は?」
青年は真顔になり弟子の危機に対応すべくSMの部屋へ向かいドアをノックした。すぐに涙目で困惑顔の殿下がドアを開け青年を部屋の中に入れた。少女はベットのシーツの中のようだ。シーツの中からすすり泣きが聞こえる。
「おまえ!なにをした?女を泣かすとは紳士失格だぞ!」
青年は吠えた!
「師匠。すみません。すみません。」
「馬鹿野郎!俺に謝るな。自分のパートナーに謝れ!。」
「何度も謝りました!けど、許してもらえなくて・・・。」
「ん?なにをした?無理やりしたのか?」
「いえ、違います!どちらかというと僕が押し倒されて無理やり服をはぎ取られました・・・風呂も入ってないのに・・・。」
「へ?そ、そうなの・・・オサカンデスネ。だけど、なんで彼女は泣いてるの?。」
「そ、それが・・・僕は女性の下半身を初めてだったので感想を言ったら・・・ぐへっ。」
すすり泣きしているシーツの中のモンスターが高速で花瓶を殿下へ投げつけたのであった。
「大丈夫か?血が出てるぞ!『ヒール』」
「それで?何と言ったの?」
「グロテスクだと言いました・・・。思ってたのとは違うと・・・。」
「あーあーなるほどね・・・それはいかんですね。そういうのは言ったらだめですよ。弟子よ。それに、今、目の前でブラブラしてる君の一物も十分、グロテスクだからね?」
青年は自分の一物より巨大な少年の一物を直視しないようにそう言った。
「さて・・・シーツの中のプリンセス。このように我が不肖の弟子が己の言動を反省しているので殿下が注文されたプリンを今から持ってくるのでそれを食べて、二人でお風呂へ入って洗いっこしてみてください。仲直りできますよ。」
「・・・それは本当?プリン・・・ありがとう。」
小声
「師匠。プリンなんて注文してませんが・・・。」
「うるさい。馬鹿。そういうことにしておけ。女性を怒らしたらスイーツを準備するのだ。」
「イエス・サー」
次の日のチェックアウト時、つやつやの二人から仲良くやれました。と報告うけた青年はにちゃと笑みを浮かべ
「またのお越しを~。」
と不肖の弟子を応援しながら言ったのであった。




