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作者: 杉将

 テレビを付けた、テレビを消した、テレビを付けた、テレビを消した、テレビを付けた、テレビを消した、ファック! もうこんな生活はやめだ!

 ウィスキーをくれ、ロックで、ったく。おい、あそこで踊っているのはショーンじゃないか。へいショーン、へいショーン。

 「おい、あまり大きな声を出すな」

 「ああ、すまない、嬉しくてさ」

 「引きこもりのお前が、こんなところに顔を出すなんて珍しいじゃないか」

 「ああ、生活というものを壊したくなってね」

 「規則正しい毎日」

 「糞食らえだ」

 ショーン早くこっちに来て。

 「悪い、女が呼んでいる」

 「ああ、行ってくれ。俺は一人でも平気さ」

 「今度また埋め合わせさせてくれ」

 ウィスキーです。ああ、ありがとう。

 「ここはいい場所だね、マスター」

 「ありがとうございます」

 男、女、男、女。

 「マスター、俺は生活を忘れるために来たんだが、より生活を意識するようになっちまったようだ」

 「私はそんなことを考えたことがないので、なんとも」

 「考えすぎているかな?」

 「なんとも」

 もう、帰るよ。俺は酒が飲めないんだ。

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