表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/4

つぶやき1 ☆五月病☆

勉強したくなーい!

 五月ももう中旬だ。前半にお金を使いまくった結果、かなり危険な域に達している。もはや私の懐は冬のシベリアのそれよりも寒い。

 とは言いすぎだな。一応あと半月は生きていける。

 五月といえばやはり五月病だ。四月初頭のがんばろうムードが徐々に息切れを起こしてやるきナッシングな生活になっている。私も、明後日から定期テストだというのにもはや勉強時間どころか授業すらも聞いておらずノートもプリントも白紙状態である。

 にもかかわらずこんな文章を書いているというなんとも可笑しい状態なのだが、こういった危機的状態では逆に謎の余裕が出てくるわけで、つかの間の楽園をエンジョイする気満々なのである。

 例年であれば、こういったときはとりあえず机のまわりの片づけなどに気が向いてしまうはずなのだが今年に限ってはそれもなし。とりあえず街中で吹奏楽なんかのコンサートを聴いてきた。『音楽の街』と呼ばれるだけあって、週末にこういったコンサートが駅の北口前広場で行われている。去年は私も出たものだ。今年はどういった訳か、エントリーすらされていなかったが。とにかく、そんな余裕ができてしまうのだ。今回のテストを本気で捨てたわけではないが、半分あきらめているのも事実。ついでに言えば早く部活に行きたいと願っている。


 高校生活も二年目に突入してしまった中、希望進路に向けて本腰を据えていかなければいけないのは理解しているのだが、そうはいっても目の前の誘惑や言い訳としての部活動に逃げてしまいがちだ。

 それもこれも、目標を見失ってからの堕落が大きいと見える。『VR技術』から目を離してしまった以上、新たな目標を立てる必要性がある。情報系であれ理学系であれ、将来の夢を持つことで伸びると信じるしかない。大きな夢と、そこへつながる現実的な目標、どちらも持たなければ私のモチベーションは続かない。時間はかかるだろうが確固たる夢を再度探さなければならない。

 勉強をするために夢が必要であり、夢を見つけるためには勉強が必要なのである。

たとえ惰性であろうと下地となる勉強は必要だ。夢の探訪と地味な勉強、その二つを並行してやることで夢が現実に、勉強が武器へとなっていくのかもしれない。どちらにせよ、今は目の前のテストに集中すべきだ。そこから新たな発見があるかもしれない。きっかけはある。掬い上げられるかどうかは己にかかっている。まだ人生を捨てるべき時ではないのだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ