つぶやき1 ☆五月病☆
勉強したくなーい!
五月ももう中旬だ。前半にお金を使いまくった結果、かなり危険な域に達している。もはや私の懐は冬のシベリアのそれよりも寒い。
とは言いすぎだな。一応あと半月は生きていける。
五月といえばやはり五月病だ。四月初頭のがんばろうムードが徐々に息切れを起こしてやるきナッシングな生活になっている。私も、明後日から定期テストだというのにもはや勉強時間どころか授業すらも聞いておらずノートもプリントも白紙状態である。
にもかかわらずこんな文章を書いているというなんとも可笑しい状態なのだが、こういった危機的状態では逆に謎の余裕が出てくるわけで、つかの間の楽園をエンジョイする気満々なのである。
例年であれば、こういったときはとりあえず机のまわりの片づけなどに気が向いてしまうはずなのだが今年に限ってはそれもなし。とりあえず街中で吹奏楽なんかのコンサートを聴いてきた。『音楽の街』と呼ばれるだけあって、週末にこういったコンサートが駅の北口前広場で行われている。去年は私も出たものだ。今年はどういった訳か、エントリーすらされていなかったが。とにかく、そんな余裕ができてしまうのだ。今回のテストを本気で捨てたわけではないが、半分あきらめているのも事実。ついでに言えば早く部活に行きたいと願っている。
高校生活も二年目に突入してしまった中、希望進路に向けて本腰を据えていかなければいけないのは理解しているのだが、そうはいっても目の前の誘惑や言い訳としての部活動に逃げてしまいがちだ。
それもこれも、目標を見失ってからの堕落が大きいと見える。『VR技術』から目を離してしまった以上、新たな目標を立てる必要性がある。情報系であれ理学系であれ、将来の夢を持つことで伸びると信じるしかない。大きな夢と、そこへつながる現実的な目標、どちらも持たなければ私のモチベーションは続かない。時間はかかるだろうが確固たる夢を再度探さなければならない。
勉強をするために夢が必要であり、夢を見つけるためには勉強が必要なのである。
たとえ惰性であろうと下地となる勉強は必要だ。夢の探訪と地味な勉強、その二つを並行してやることで夢が現実に、勉強が武器へとなっていくのかもしれない。どちらにせよ、今は目の前のテストに集中すべきだ。そこから新たな発見があるかもしれない。きっかけはある。掬い上げられるかどうかは己にかかっている。まだ人生を捨てるべき時ではないのだ。