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第六話:混沌 前編

レイヴン「久ぶりだね〜」

八代「言いたいことはそれだけか?」

レイヴン「更新しなくてごめんなさい(土下座)。」

八代「そうか、んじゃ安心していけ、ちゃきり(白尾を構える)。」

レイヴン「まってまってまってーーーーーー。」

・・・・・・なんでこんな事になっているんでしょう?ここはデパートの屋上、本来なら子供達が遊具で遊んでいるはずだが・・・・・・。今、俺の目の前にいるのはたこ焼きを食べさせ合いっこさせているバカップル、子供の前で親口説いてるワカメ、んで何よりパンダの遊具(百円入れると動くやつ)の上で騒いでる虎のマスクをし、マントを羽織ってる変人。

・・・・最後にはその変人を見て泣く子供達。


「八重さん。」


「何?」


「どうしてこうなったんでしたっけ?」


「・・・・私に聞かないで。」


・・・・ほんとになんでこんな事になったんだ?冷静になれ、俺。確か事の本末は・・・・


〜一時間ほど前

俺は八重との約束(拒否権なし)を守るために一度家に帰って待ち合わせ場所まで向かう。待ち合わせ場所は駅前の噴水。デパートとかが多く買い物には最適な場所だ。待ち合わせ場所に着くと噴水の前に私服の八重が立っていた。何かそわそわしている八重に近づこうとするとあちらも気づいたようでこっちに向かって走ってくる。いつものポニーテールを下ろしているため長い髪が揺れている。


「悪い、待ったか?」


「いいえ、今来たところよ。」


まぁどっかのカップルがするような会話をする、俺たち。


「んで今日はどこにいけばいいんだ?」


とりあえず、今日の目的地を聞く。


「そうねまずデパートに行って新しい参考書と・・・・・・。」


途中まで言って止まる八重。


「どうしたんだ?」


と俺が聞くと、


「う、後ろ。」


と八重が指を指す方向を見る。


「やしろ〜〜〜〜〜〜〜〜〜、やえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」


・・・・馬鹿もとい哲が走ってきている。とりあえずこのままではぶつかるのでヒョイッと避ける俺と八重。


「うがーーーーーーーーーー、ボチャンッ


噴水に落ちる哲。


「どうすんの、アレ?」


「見なかったことにしよう。」


と言っておれと八重はその場を離れ様としたが、


「うおおおおおおおおおおおおおおおい、俺を忘れんなーーーーーーー親友ぅぅううううう」


大声で叫びやがったこのド阿呆が。


「はぁ、恥ずかしいから叫ばないで、坂上。それでそんなに慌ててどうしたの?」


ついに耐え切れず声をかけてしまった八重。・・・無視したほうがいいと思うぞ。つぅか視線が痛い。


「それがそれがそれがそれがそれがぁーーーーーーー果歩が浮気したんだああああ。」


・・・・はい?浮気?果歩が?


「「ウソォォォォォォォォ。」」


八重も果歩が浮気という言葉に驚いたようだ。そりゃどこがいいかは知らんが哲一筋というあの果歩が浮気なんてありえない、天地がひっくり返ってもありえない。


「どういう事なの?あの果歩が浮気なんてするわけないじゃない。」


と動揺したまま聞く八重。俺もその言葉にうなずく。


「実は・・・・・・。」


「「実は?」」


ゴクリッと息を呑む俺たち。


「果歩が俺との約束より親との約束を選んだんだーーーーーーー。」


ハァ?ナニヲイッテルンデスカ?コノヒトハ?・・・・・・ハッ!?危ない危ない一瞬意識が飛びそうだったぞ。八重も同じようだったらしく呆然としている。


「・・・・なんでそれで浮気になるんだ?」


一応聞いてやる俺。


「それはだなぁ〜〜〜〜〜。」


・・・・・・・・ここからは哲のくそくだらない惚気やら何やらで長引くために俺が省略して説明しよう。まぁ簡単に説明するなら今日、果歩とデートしようと電話したら、親との約束がある為に断られたらそうだ。それを哲は、自分より親だ大切なんだ〜〜という逆切れにも近いこと言って飛び出し俺たちにあったという事だ。・・・・なんちゅう被害妄想というかなんと言うか・・・とりあえずはた迷惑ってことは確かだな。


「・・・・ちなみにこれからどうする気なの?」


話を聞いた俺たちはくだらないと思いいつつもほっとけないためにどうするか聞いておく。う〜ん、いい人だねぇ〜俺たち。


「果歩を失った俺には何も残されていないから、死ぬ。」


とどこから出したのかわからないナイフを首に当てようとする。


「ってちょっとまてええええええええ!?果歩が死んだような言い方すんなよ。」


「ちょっと!!つっこむとこそこ!?坂上も待って、そのナイフしまいなさい!?」


「んじゃ、俺はどうすればいいんだーーーー。」


かなり混乱している俺たち。まわりの視線も一気に集まってます。あっ、そこの人警察呼ぼうとしないで下さい。仕方ない、何とかするか。


「とりあえず、今日は俺達といろ。お前一人でいるのもしょうがないだろ。」


「「えっ」」


ナイフをしまった哲と八重がこちらを見る。


「どうせ、暇なんだろ。なら俺達と一緒に今日は遊ぼうや。」


「う〜む、お前達とか・・・・・・。仕方ない、今日はお前らと遊んでやるか。」


なんでそんな偉そうなんだ、お前は・・・・・。


「八重もそれでいいだろ?」


と俺が八重のほうに聞くと


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いいわよ。」


返ってきたのは長い間のあとの不機嫌な声と人一人殺せるような視線でした・・・俺なんかした?


「決まったんならデパート行くわよ。」


不機嫌な声と共にズカズカと歩いていく八重。おい周りの人ビビッてるぞ。


「か〜〜ほ〜〜〜」


未練たらしく果歩の名を呼んでいる。・・・・やべ、こいつの後姿見てるとドナドナ聞こえてくる。・・・・・・こんなんで大丈夫かな?と思いつつもこの二人の後ろついていく俺。


・・・・・・・俺は知らなかった、このことがあの最悪の状況の始まりになるなんて。

レイヴン「返事がない・・ただの屍のようだ・・・」

八代「とりあえず、自分が変わりに謝っときます更新しないで本当にすいませんでした。次回からできるだけ更新できるよう頑張ります。」

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