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第四話:戦闘

レイヴン「相変わらず、下手だね〜俺。もう少し頑張るんで出来れば暖かい目で見守ってください。」

・・・・・・正直どうするか?武器は、白尾がある。だけど、・・・・・・・・・・腹の怪我直ってねーんだよなぁ(泣。なにコレ?普通、主人公が復活したら、怪我とか治って強くなってんじゃねーの?メッチャおなか痛いいんすけど。まぁ、それよりも先に現状を把握しよう。

以外に冷静だな、俺。


まず、俺だ。腹に穴が開いてる。ものっそ痛い、かなり痛い。痛いが一応立っていられるし、右手にある白尾も何とか振るえそうだ。問題は使い方っていったところか。


次に八重。いきなりのことにさっきまでの俺みたいに唖然としている。背中の傷もひどそうなので動けないと思っていいだろう。使っていた十字剣は、まだ化け蜘蛛の目に刺さっている。


最後に化け物改め化け蜘蛛。八重の傍にいるが、本能で危機を悟ったのか八重を無視して俺に敵意を剥き出しにしている。まぁおれとしては好都合だが。


と、俺はそうこう考えて化け蜘蛛に向けていた白尾を両手で握り、正眼の構え(剣道部が素振りをしている時の構えを想像してくれればいい)を取る。俺が構えなおすのを見て、化け蜘蛛も威嚇を強くする。


「ギシャアアアアアアアア!?」


化け蜘蛛が今までで一番大きい咆哮を上げると同時に俺は化け蜘蛛に向かって走り出した。・・・・・・体が有り得ないほど軽く感じる。白尾の能力なのだろうか?今の俺は、怪我をしているにも関わらず多分いつもの三倍位速く走っている。


「キシャアアアアアアアア!?」


また咆哮を上げた化け蜘蛛は俺に向かって長い足を突き出してきた。俺はそれを切り落としそのまま突っ込んでいく。


切り落とした先から飛び散る黒い血も気にせずに俺は二本、三本と俺に向けてくる長い足を切り落としていく。足を切り落とすたびに激しく暴れ咆哮を上げる化け蜘蛛。俺は無茶苦茶に暴れる化け蜘蛛の攻撃を裂け化け蜘蛛の額に白尾を突き刺す。


「ギシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?」


額に刀を突き刺されてもしぶとく暴れる化け蜘蛛。俺は、握っていた白尾の柄に力を込める。それに呼応してくれる様に白尾に白い炎が纏われる。


「うぉぉぉぉぉ!?」


俺は白き炎を纏った白尾をそのまま切り上げる。



―その瞬間



化け蜘蛛は炎に包まれ奇声とともに崩れていった。


「はぁはぁ。やったのか?」


流石に疲れたのか俺は片膝をつき、白尾を地面に突き刺して息を整えようとする。


「八代!?」


声がするほうを向くと八重が痛みをこらえながら俺の近くにまで来ていた。


「アンタ大丈夫?怪我は?」


かなり心配そうに見てくる八重に俺は大丈夫と言おうとしたが疲れたためなのかそのまま目の前が暗転してしまった。近くで、


「ちょっと!?八代?八代?」


と八重の声が聞こえ、俺の意識は途絶えた。




―耳を貸せ、我が主よ。


・・・・・・白尾か?


―うむ、主は我と契約した。そして、我はそのための忠告に来た。


忠告?


―そうだ。そのためには主は少し私たちについて知らなければならない。


私たち?あの化け蜘蛛のこととかか?


―そうだ。まず主が戦った化け蜘蛛は、妖魔、悪魔、魑魅魍魎などと呼ばれている。妖魔は怨念や霊魂などのエネルギーが集まり出来たこの世の者に害をなす者だ。妖魔は普通の人では倒すことは出来ない。


なんかゲームの世界だな。んじゃ何で俺はその妖魔ってのを倒せたんだ?


―それは主の力で我の力だ。


・・・・・?どゆこと?


―ふむ、順を追って説明していくゆえ、少し落ち着け、主。


了解。


―我と言う存在は、主が望み、渇望した心が形と人格を形成したのだ。そしてその心を形成するために必要な力が主たちの世界で言う、霊力というものだ。まぁ他には魔力や精神力、気力などと呼ばれているがな。ここまではいいかな?


質問。霊力って結局何?


―主たちの世界にあるすべての命あるものが持っている力であり、主たちの世界を作っているものだ。


つまり誰でも持ってるって事?


―そうだ。しかし、普通の命あるものはほとんど霊力がないと言ってもいい。主たちのようにかなりの霊力を持っているは、珍しいのだ。


そんなもんなのか?つぅか俺に霊力があるってことに驚きだ。


―霊力があると言ってもあまり実感の湧くものではないからな。だが、主が霊力を持っているおかげで我を形成することが出来、さらに契約することもまで出来たのだ。


ふぅん。


―ふむ、話がずれたな。そして、その霊力を使ってさらに形成された心、つまり我らを武器化することが出来るのだ。武器化した我らは”心具しんぐ”と呼ばれ、使用者、つまり主たちの身体能力を上げたり、主が最後に出した炎を出すようなことが出来るのだ。


へぇ、つまり俺らがお前らに霊力をあげて、それによってお前らが俺らに力を貸してくれるって関係?


―そんな感じだな。そして、妖魔を倒せる理由だが、妖魔は、我らと同じ霊力によって怨念や霊魂をまとめて形成されているため、同じ霊力によって武器化した我らが妖魔を形成している霊力を壊し、まとまっていた怨念や霊魂が開放され、浄化される仕組みになっているのだ。


・・・・・・・。


―主?


・・・・・・・ZZZ。


―はぁ。主起きよ。


ハッ!?ワリワリ、寝てたww


―もう少しで終わるからしっかり聞いてくれ、主よ。


了解だ。


―最後に忠告の話だが、最初のほうに我は主が望み、渇望した心と言ったな。


うん。


―故に我と主の心は一心同体で武器化した我が壊れると主の心も壊れ廃人となる。


・・・・・・・・マジ?


―うむ、本当だ。我の話は終わりだ。そろそろ起きるがいい、主よ。


その前に最後に契約って結局何?


―契約は、我を形成して武器化することだ。では、今度こそ本当おきるがいい。




そこで、俺は目を開けた。・・・・・・・・ここどこ?俺が目を開くとそこは誰かの部屋だった。

八重「相変わらず駄文ね。」

レイヴン「グサッ!?」

果歩「駄目だよ〜八重。ほんとのこと言っちゃ。」

レイヴン「グサ!?グサグサッ!?」

八重「やっぱ何気にきついわね、果歩って。」

果歩「そんなこと無いよ〜^^あれ?作者さんは?」

八重「そこで死んでるわよ。」

レイヴン(再起不能)

八重「しょうがないわね。それじゃ今日はこの辺で。」

果歩「またまとまってないけど、これからもよろしくお願いしますね〜。」

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