第弐話:覚醒 中編
レイヴン「・・・・第弐話です。正直、前編後編で終わらせようとしたんですが、俺の気力が続きませんでした。(なっさけないね〜俺)。まぁ、出来るだけ楽しめるよう努力したんで出来れば楽しく読んでください。
「んじゃ、ショートホームルーム(以降SHR)始めんぞぉー。っていってもめんどくさいからやっぱ省くわー。口答えする奴は、数学の成績下げるからな。」
ズゴッ!?省く上に職権乱用かよ、この駄目教師がぁ〜。・・・この駄目教師の名前は、霧島 優。やる事成す事、出鱈目のめんどくさがりな数学担当教師だ。ワカメみたいな髪型なので(しかも髪色は深緑w)裏ではワカメと呼ばれているある意味かわいそうな先生である。一応、剣道部の顧問もやってる。こんな先生だが、教え方がうまい上に親しみやすいらしく結構人気がある。・・・・・・よくこんなのが先生やれるなぁ〜と俺は思うんだが?
「相変わらず滅茶苦茶ねあの先生。」
俺がみんなと同様に先生の台詞に口答えせず(成績下げたくないしね)ぽけ〜っと見ていると隣の八重が小声で話しかけてきた。ちなみに俺は八重の意見に激しく同意であるので、
「そうだな、何であんなアバウトなんだろうな?」
などとヒソヒソ話していたら、霧島先生が
「おい、八重と八代、うちのバカップルみたいなストロベリートークは他所d「バシンッグシャ」・・・・・」
何か言いかけたが八重の投げたものが顔に当たったため遮られた・・・・ご愁傷様です、先生。だが、そんなことより悲しきことに投げられたのは俺の机の横にかけてあった弁当(作れなかったため買い置きしといた菓子パン)の入った俺の鞄である。・・・・ご愁傷様、俺の昼飯(泣。
「次、変なこといったら殺るわよ、先生。」
と真顔で怒っている、八重。俺は真面目に泣きたいですよ〜八重さん。多分、バシンッの後のグシャって音俺の弁当なんだろうなぁ〜。などと俺が無駄な事を考えていると、八重が「ハッ!」っとなってこちらを向き、
「あっ、ご、ごめん村雲鞄投げちゃって。」
と謝って俯いてしまったので、
「気にすんな。でも、お前ってそうしおらしいと可愛いのにな。」
と冗談めかして言い、場を和ませようとしたら・・・・・・「ドグシャ!?」俺の右頬に八重のパンチが決まった。・・・・・・薄れいく意識の中で俺は哲の「ばっかで〜ギャハハハハハ」という声を聞いたのは気のせいではないだろう。後で覚えとけよ、哲。それと菓子パン大丈夫かなぁ〜。クリームパンだし・・・考えるの止めとこっと。
・・・・・・・・・どれ位経ったのかなぁ?正直まだ、頬が痛いし頭もグラングランする。八重、お前のパンチはどんだけ強いんだよ。・・・ていってもこのまま寝てるわけにもいかんし起きるか。と俺が眼を開けると俺がよくお世話になる保健室の天井が見えていた。
えっ?何故よくお世話になるかって?・・・・・聞かないで(泣。
「おっ、やっと起きたか」
とカーテンを開けてこっちを見る先生が一名。
「はい、いつもいつもお世話になります。」
俺の目の前にいる先生は、間宮 椿先生だ。見た目は、黒のロングで四角い黒縁眼鏡から見える紫色の瞳はとても綺麗な女教師であるが、酒と生徒弄りが大好きな霧島先生に告ぐさいてーな保健室教師である。・・・・・・確か保健室の先生ってカウンセリングもするんだよな?
「んっ?お前なんか無礼なこと考えなかったか?」
「イエ!?ソンナコトアリマセンヨ。」
しかも勘が鋭い。やっべ気付かれたかな。
「?・・・まぁいいだろう。それと今度八重に礼言っておけよ」
よかった気づかれてないみたいだ。・・・んっ?八重?
「あのなんで八重に礼を?」
俺は八重の所為でこうなった気がするのだが?
「あぁ、お前は気絶していたから気づかなかったかも知れんがアイツ五時限目終わってから私が帰れと言うまでずっとお前の傍に居てくれたんだぞ。」
ふむ、そうなのかぁ〜。この場合、俺はお礼を言うべきなのか?・・・・またまた、んっ?五時限目が終わってから?
「すいません、間宮先生今何時ですか?」
「午後九時だが?」
「マジですか?」
「ああ、マジだ。」
なんてこったーー!?俺は一日中気絶してたのか。恐るべし、八重パンチ(汗。・・・・・・これからどうっすかなぁ〜。部活も終わってるだろうし帰るかぁ〜。
「先生、じゃあ俺そろそろ帰りますわ〜。」
という訳で帰ろうとする俺。
「ああ、そうか。それとお前の荷物は八重が持ってきたからそこにおいといたぞ。」
「了解でっす。」
と言って、俺は自分の荷物を見つけ帰って行った。
・・・・・俺は今、真暗になったいつもの帰り道を歩いている。真暗っと言っても、外灯があるためそこまで暗くはない。え〜と今日は、バイト無いから飯作って、予習して寝るかなぁ〜あっそうそう風呂も沸かさないと・・・などと俺が考えながら歩いていると、俺は帰り道の途中にある公園まで差し掛かった。
・・・・・・俺はそこで有り得ない光景を見た。
えっヤンキーの喧嘩?いや、まだ有り得るだろう。んっ?変質者かって?・・・まだ変質書のほうが可愛げあるだろうな、だってそこに居たのは・・・・・車よりでかい蜘蛛とそれに立ち向かう少女なんですもん。しかもその少女、俺がよく知っている人です。
「・・・・・八重?」
哲也「俺ら今回出番ないなぁ〜。」
果歩「そうだね、哲君。」
レイヴン「と言うわけで今回のゲストは、バカップルです。」
哲也「おい、作者。何でもっと俺と果歩のラブラブな話がでねぇ〜んだ。」
レイヴン「ウザイから。」
果歩「そんなこと言わないで出してください、作者さん。」
レイヴン「解った、果歩だけ出したげる♪。」
哲也「俺の意見は無視かぁーーー。」
レイヴン「まぁ、基本的にいじめられキャラだし、哲也は。」
哲也「いいさいいさ、どーせ俺なんて。」
果歩「それではそろそろ皆さんまた今度。」
レイヴン・哲也「「果歩が閉めんの!?」」