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 世の中は世界が変わったところで変わらず意地が悪く出来ている。その時はそうも思った。自分に非が無いけれど、周囲にだってそれが無いんだ。

 彼らは彼らなりのルールで僕を恨んでいたし、その意味が分からない程、僕と彼らの間の意識に差は無かったんだから。

 まあけど、どんな世界であろうとも変わらず、最悪の状況だって生きているのなら生き続ける必要がある。こんな世界は嫌だと世の中にさよならを告げるには、僕もまだまだ若いんだ。それに万が一にでも、元の世界に戻る方法が見つかるって可能性も、無いわけじゃあ無いだろう?

 楽観的だって思われるかもしれない。けど、それに縋るしか無かったのが当時の僕で……そうして、日々を過ごしていた。

 厳重な監視の中で、大した自由も無くね。

 ちなみに、その不自由って部分はそこまで意地の悪い状況じゃあない。最悪だと思えたのは、もうちょっと後の事になる。



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