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転生した俺が神様になるまで  作者: つぶ丸
学園編~1年~
60/61

59話 不幸

 というわけで優勝しました。

 最近毎日大声を出しているのでのどが枯れた。のど飴舐めたい。


「あ゛ー。ご、ごえ゛が・・・。」

 龍〇散のパッケージと家紋が頭の中にふわふわと浮かんできた。実に懐かしい。


 布団を除けてベッドから起き上がると、うがいをしに洗面所に向かった。

 そして蛇口を捻ると、いつぶっ壊れたのかぶっしゃーと水が勢いよく出てきた。


 蛇口には印が刻まれており、蛇口を捻ると対象者の魔力を消費して水が出てくる――という仕組みだ。これなら魔法を使えないちびっ子でも水をだせるっていうわけだ。


 だからこんなに出てくることなんてありえないはずなのだが・・・。

 まあ、いいや食堂行こ!


 俺は気分をコロッと変え、着替えを済ませてから食堂へ向かった。


 ★★★★★★


「ごめんねぇ~。今日はもうクロワッサン売り切れちゃったのよ~。」


 申し訳なさそうに口をへの字にして謝る食堂のおばちゃん。


「じゃ、じゃあメロンパン!」

「あら、メロンパンも売り切れなのよ~。」


 慌て気味で言う俺に即答するおばちゃん。お、おかしい・・・。


 結局俺はパンの耳を揚げた奴を食べる羽目になった。これは揚げすぎでイマイチ美味しくなかった。


 ★★★★★★


 それからタンスの角に小指をぶつけたり、黒猫の群れを窓から見つけたり、仕舞いには靴ひもがブチっと切れていた。ふ、不幸だ・・・。


 こ、これはまさか!俺に大きな不幸が降りかかってくる前兆なのでは!?

 ま、そんな漫画みたいなことないかー。


 なんてことを思ったのがいけなかったのか。王都全体に放送の魔法でサイレンが鳴り響く。

 そのサイレンは絶望の象徴――魔王軍。


 ★★★★★★


 めでたい祭りのはずなのに魔王軍が来て王都中は大混乱。

 しかも今回は幹部2体の襲来&敵の総数延べ10000体のダブルパンチ。


 ベルゲンドはあんなに弱かったから割と楽勝に勝てると思ったが、ベルゲンドは幹部の中でも弱い方だったらしい。捨て駒っていう奴だろうか。


 そんなこと考えている暇もなく、魔王軍は襲ってきた。空は赤く染まり、悲鳴と恐怖が響き渡る。

 なんだか王都を上から眺めたい気分になったので、風魔法で空を飛んでみた。周りにいたゴブリンたちは瞬殺されていた。


 スキル『飛翔』を手に入れたので飛翔を使う。武道会の会場からはみんなで逃げておしくらまんじゅう状態。そして、会場に向かうものを視認したので躊躇いなく叩き落とす。


 叩き落とされた影を追い、着地した。


 すると、そいつは一言でいえば美少年。背中を45度にまげて気だるげな印象。人間に近いような見た目をしているが、きっと魔王軍だろう。


「なんだよ~。いきなり人をはたき落としやがって~。だから俺は働きたくないんだよ~。」


 なんだこいつ。やる気ないな。


「ええと、俺の名前はテル=ハングルっていうんだけど・・・。お前は?」

「僕?僕はルミングだよ。【怠惰】のルミング。一応魔王軍幹部やってるよ。よろしく・・・。」


 おお、マジか・・・。

 その言葉に俺は戦闘のポーズを構えるのだった。

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