52話 VSモーブ
「さーてさーて大会を始める前に!初めて参加する一年生のためにルールを説明するぜぇ!」
と、元気よくマイクを持った男は言い放った。マイクを持つと性格が変わる・・・的な?
「まずこの大会は大きく分けて3つの部門がある!シングルス、ダブルス、チームバトル!」
ルール説明する男の言葉に皆がうんうんと頷く。俺もこのくらいは知ってるぞ。
「シングルスとダブルスはぁ、1〜3年、4〜6年、7〜9年、10〜12年、無差別級の5つの階級がある!」
ほえ〜。そうなんだ。なんかボクシングみたいだな。
「チームバトルは、『チキチキ!ダンジョンでモンスターを狩りまくれ!』と『メキメキ!クラス対抗ゴーレム狩り〜そうだゴーレム倒そう〜』の2つだ!」
名称のツッコミどころが多いな。メキメキってなんだ。
「そしてぇ!各部門の優勝者にはさらに強力になれる武器を贈呈するぞ!メラニクスソード、アヴェルワンド、フェリアルシールドなどなど!」
おお!名前が強そう!厨二病が付けた名前っぽい!
「そして!戦い方はお前ら次第!剣でも魔法でもなんでもいい!殺す以外何でもあり!さ〜てお前ら奮い立て!優勝目指して熱い戦いを見せてくれ!」
と皆を奮い立たせる言葉を放つと、『おおー!』と会場が大きな熱気に包まれた。
さてと、俺は強制的に全部の競技に出させられるらしいので頑張ろう!
俺の中からやる気のようなものが湧き出した。
★★★★★★
「さ〜て記念すべき武闘会一回戦は空前絶後の点数を叩き出し、魔王軍幹部を屠ったnew一年ボーイ!テル=ハングルー!!!」
俺の黒歴史となるそうな自己紹介に先程のようにまた熱気に包まれる。これ俺が考えたんじゃないよ?勝手にあの人が言ってるだけだから。いや、違うゆうてんねん!
おっと思わず関西弁になってしまった。
さて、対戦相手の黒歴史を見届けようじゃないか。
「そいつを相手にするのは、モーブ=モブーだー!」
あれ?黒歴史は?普通なんだけど?
はあーあ。なんか残念だな〜。
「さあ!対戦スタートぉ!」
えい!
対戦約0.2秒後バシッと頬をぶん殴った。
すると何だっけ?モーブさんが場外までぶっ飛んだ。
ポカンとみんながポカンと開いた口が塞がらなくなっていた。
すると、進行役が一瞬戸惑いながらも「第一回戦はテル=ハングルの勝利ぃー!」と混乱している様子も伺える声で言った。
あ〜。俺強過ぎて困っちゃうな〜。
・・・。ごめんなさい。調子の乗りました。めんどいフラグは回避でお願いします。
待ちに待った(俺は待ってない)武闘会が始まった。




