47話 いっつ・あ・ぱーてぃーたいむ
サブタイトルまじで思いつきませんでした。
さてと、あとはメルアだけなんだが・・・。居ないんだけど。
おそらく自分にしか見えていないマップのようなものに、メルア=リシャの点がないのだ。
どーしてだろーなー?気配を消すことなんてできないから、この結界から出たとしか考えられないしぃー。でも、俺の許可なしでは出られないしぃー。まあでも、一応ね?
探索の範囲を1kmにして広げてみる。
お、いるじゃん。700mほどの森のところにメルアがいるらしい。
【テレポート】
メルアのところにシュンときた。そうしたらメルアが若干涙目で泣いていた。
「テル?後ろ・・・。」
と震えた声でこちら———というより俺の後ろを見ているようだったので、俺は後ろを振り向くと、泣いている理由を理解した。
振り向くと、6mくらいのまるでモン○ンに出てきそうな熊がいた。熊は毛深く、毛皮が茶色く、ファンシーな3歳児が描くようなものではなくリアルで『俺は熊ってこんなんなんだー。』と思った。
雄叫びをすると思ったより鳴き声大きくてちょっと『ビクッ』ってなったけど、冷静にみるとなんとかダンジョンに居たオークよりも弱いと分かったので、襲ってきたのを『熊肉って美味いのかなー?』と考えながら腹パンすると、ドカンと大きな音を出して倒れた。
熊は白目を剥いてぶくぶくと泡を吹いていて割と弱くてびっくりした。
で、魔空間から短剣を出して首をサクッと落とし、解体スキルでまずは魔石を胸の辺りから取って、毛皮を剥ぎ、肉をいくつかに分けて切った。解体スキル便利。
・・・というグロめの作業をしていると、後ろからメルアがおどおどしているような戸惑っているようなよくわからない声を出している。その様子はとても愛らしい小動物のようだ。ふむ。こいつを好きになるような奴は結構いるのじゃないだろうか。婚約申込みとか結構きてそう。
解体が終わったので「帰ろっか」とメルアに声をかけると、ズズッと鼻を啜るとコクリと頷きテレポートで帰ろうとしたが、「歩く」とポツリと呟かれたので手を繋いで屋敷を目指した。
★★★★★★
そして今日の夜ご飯はバイキング!バイキングをみるとあのトラウマパーティーを思い出すな。
パーティー会場には俺の家族とリシャ家、すごい豪華なドレスを着た貴婦人らが何人かいたので、貴族が何人か来ていることが分かった。
それに一段と存在感を増しているところに目を向けると、キラキラと光沢のあるドレスを着た母親がいた。
「おほほほほ」と黄金に光り、シュワシュワとしているシャンパンのようなものを持っているその姿を見ていると馬子にも衣装・・・とまではいかないが、頭に不意に浮かんでしまった。
そういう俺も黒っぽいタキシードっぽい蝶ネクタイを付けているという執事みたいなファッションをしている。
で、パクパクとちっちゃいケーキを口に運んでいく。すごい美味い。それ以上の感想は浮かばない。
パクパクとパクパクと運んでいるといずれは無くなる。無くなってしまったので暇になってしまった。何やら叔父さんととーちゃん達が話しているので耳をすっごい凝らして聞いてみたらこんなことを話していた。
「ふぅむ。やっぱりこれは美味いなぁー。ほらみんな食べてみてよ。」
と、皿にたっくさん並べられた塩味のポテトチップスをお偉いさんっぽい人たちが次々と口に運ぶ。
それで30秒ほどするとあっという間になくなってしまい、とーちゃんに話している。どうやらポテチを飼いたいという話をしているような?まあいいや。
そしていくつポテチを作ることになるのか嬉しいような困ったようなよくわからない気持ちになりながら寝床についた。おやすみなさい。




