37話 変態
「では、僕たちが本の貸し借りについて説明します。」
「あ、お願いします。」
次に仕事について教えてくれるのはこの人たちで、メガネとツンツン頭とギャルゲーの主人公みたいなやつの3人だ。
「お願いします。」
「では、こちらに来てくだ────」「おい、ちょっと待て。」
?
ツンツン頭が説明しようとするメガネを止める。
「なんでしょうか?」
ホムラが首をかしげ質問する。
「まずはそっちの赤髪の背中からソティアス先輩の匂いがするぞ!あとは、そこのオレンジ髪!お前からはひじと背中から匂うぞ!どういうことだ!!」
あーー。
こいつもかー。
「別に何もなかったですよ?(^ω^)ニコニコ」
笑顔で反論する。ニコニコしている方が怖いからな。
「本当にぃー?」
「本当ですよ。(^ω^)ニコニコ」
「そうか、信じるぞ。だが、もし何かあったら覚悟しておけ。ソティアスファンクラブがお前達を粛清するからな。」
ファンクラブあるのかよ。逆ハーとかよゆーで作れるだろ。
だが残念。やつは可愛いショタにしか興味が無い変態だからな!!!乙!!!
「ちなみにここにいるこいつらもファンクラブの会員だぞ。常にお前達を見張っているからな。忘れるなよ。」
あーはい。そうですか。お疲れ様です。
それから貸し出しの仕方を教わった。
この世界は貸し出しのパソコンがない。なので貸し出しカードという制度がある。貸し出しカードに名前を書くと借りれるという古典的な方法らしい。
で、図書委員は何をするかと言うと返す時に本を受け取って本棚に戻すだけ。楽だ。
あとは本のポップを作ったりするとかなんとかその他諸々やるらしい。
そんなに人数いるだろうか?10人くらいで回りそう。
「やり方わかりましたか?」
「あ、はい。ありがとうございます。」
なんかツンツン頭から圧を感じる。
「なんですか?」
「いや、何でもない。」
嘘つけよ。
王宮の時の圧に近いぞ。
このように図書委員会には変態がたくさんいるのです。
★★★★★★
「じゃあ、これからみんなよろしくね〜」
「「「よろしくお願いします。」」」
「ん?どうした。ビッチ。」
挨拶をコアーだけしない。
ひそひそ声で話しかけてくる。
「あの人私の危険センサーがピンピン反応してるわ。あれは変態よ。ビッチよ。隠れビッチよ!」
危険センサーってなんだよ。てか、同類だろ。
うん。変態なところは否定しないがビッチかはわからんな。変態だけど。
「じゃあねー。」
「「「さよならー」」」
「・・・さよなら。」
「あっ。ホムラ君はちょっと残ってね。」
ソティアス先輩にホムラが止められる。先輩と呼ぶのに抵抗が・・・。
「なんですか?」
「ちょっとね。」
ん?
ついていっていいのか、ホムラ!
なんか俺の危険センサーが反応してる気がする。
【リフラクション】
光の屈折で透明化する。便利!すごい!だが悪用はしない。多分。
先輩が図書室の端っこの方に連れていくと、止まった。
すると、ぎゅっとホムラを抱きしめる。
「えっ!?いきなりなっ何ですか!?」
『やっぱり可愛いわ!なんだかいい匂いもするし!!』
「ちょっとやめてください!?」
ホムラが必死に抵抗するも力及ばず虫のような動きをする。
そのまま先輩が倒してしまう。
ああーこれは。止めなきゃいけないやつだ。
さっ!っと近づき腹パンを一発入れる。
「うげふっ!」
「大丈夫か?ホムラ?」
「え?テル?何?大丈夫だけど。」
大丈夫そうだ。
「目えつぶって。」
「う、うん。」
【スリープ】
「よし、寝たか。」
「な、何!?あなたいきなり何をするの!?」
わからないのか。
「あんたがホムラを襲おうとしてるから。」
「ちっ違!大体誘ってきたその子が悪いのよ!かわいすぎるし!」
んー?痴漢犯の言い訳を聞いてるみたいだ。
「どうしてあなたが私達の恋の邪魔をするのよ!」
なぜか?そんなの決まっているだろう。
「未成年だから。」
「なっ!?」
この国は15歳で成人するんだと。つまりこの人は成人している。
「大の大人がこんなに小さい子の未来を奪っていいのか?言い訳がないだろう。付き合うのはおかしい、襲うなんて論外。反論ありますか?」
「ぐぅ。」
「はい論破。あ、でも今だめなだけで15歳、つまり9年後まで待ってください。」
26のこいつが売れ残ってるとは思えんけど。
「というわけで絶対に手を出さないでください。もし破ったらそれなりの覚悟をしといた方がいいっすよ。」
『それなりの!?それってあんなことやこんなことをするってこと!?』
うぷっ。きもちわる。
このようにやっぱり委員長は変態です。変態!




