18話 ブラコンとシスコン
おくれましたが、題名変えました。
次の授業は・・・体術か。
体術は体育館っぽいところでやるらしいので体育館へ向かう。
?
体育館へ向かおうとすると、体育館の扉の前に人がいた。
この子は同じクラスだったような・・・
話しかけて見ようとすると、
「あなたがテル=ハングルね?」
その子は金髪のロング美少女がいた。
「そうだけど・・・何か用?」
「次の授業は目立たないで欲しいの。」
「え?いや、どゆこと?ていうか誰?」
「あなた、冗談のつもり?全然面白くないわよ。」
「あんたこそ冗談は面白くないけどね。初対面の人にはまず、名前を名乗るって習わなかった?」
「・・・まさか本当に知らないの?」
自己評価高めの痛い人っぽいし、これ以上関わりたくないんだけど。
「私の名前はアリス=アルファよ。この国の第一王女だわよ。」
!
「あんた第一王女だったの?!」
だからあんなに自信過剰だったのか。
「ええ。だから今までの非礼を詫びなさい。」
ここはしっかりと謝っておこう。これから面倒になりそうだし。
俺は頭を深々と下げ、
「大変申し訳ありませんでした。」
「まあ、いいわ。では、さっき言ったこと覚えてる?」
・・・なんだっけ。
「もう忘れたの?!記憶力大丈夫?」
「アリスが王女様ってことにびっくりして忘れちゃった(´>ω∂`)」
「次の授業では目立つなって事よ。」
ああ~!それね!
「別にいいけどなんで?」
自分が目立ちたいからとか言わないで欲しいけど・・・王女様だし・・・言いそうだな。
「何故って決まってるじゃない。お兄様に注目して欲しいからよ。」
「は?」
回答は斜め上の答えだった。
自分が目立ちたいからじゃないのか。お兄ちゃんに目立って欲しいから?アリスの兄ってことは・・・
「私のお兄さま・・・アーサー=アルファ様は第一王子なのよ。で、このクラスの次席よ」
まあ、そうだよな。
「それで?」
「お兄様は王子なのよ!お兄様は生まれながらの勝ち組よ!モテモテでカッコイイのが当たり前で、クラスの3分の2の女子は好きになってしまうようなお方なのよ!」
勝ち組って言った!この王女様、王子を勝ち組って言ってるぞ!
「しかも、王族は王国屈指の何かの才能があるのよ!」
へー。王族すげえ!
「なのに・・・」
「なのに?」
「あなたたちのせいでお兄様がぜんっぜん目立たないじゃないの!」
「ふぇ?」
「とぼけるな!あなたが頭のおかしい魔法を撃ったせいで、お兄様が全く注目されなかったり、あの錬金術のテキトー先生が自称賢者とか言うせいでお兄様の才能がないみたいになっちゃったじゃないの!」
「えっと、なんかすいません。」
「ああ、お兄様。ああ、お兄様!お兄様!あなたには私しか眼中にないと言っていたのに・・・最近はあなたには興味が湧いたとか言ってるのよ!」
「あなたの言いたいことはわかりました。では、次の授業は目立たないようにします。」
「いや、あなたはお兄様を引き立てるようにしてもらいます。」
ええー。この王女様めっちゃめんどくさいぞ!
「わかりました。では、・・・」
「アリス!こんなところにいたのか!」
誰?
「お兄様!」
お兄様?ってことは・・・
「アリス、このみずぼらしいちびは?」
なんだと?
「こいつはお兄様の下僕のハングル家の長男、テル=ハングルですわ。」
「そうかお前が・・・」
おまえが・・・?
「ハングル家の長男か。ハングル家にはいつも世話になっているからな。お前の父親にこの王国の第一王子アーサーがありがとうと言っていたと伝えといてくれ。」
「はぁ。わかりました。」
「では行こう!アリス。」
「ええ、お兄様。」
「ちょっといいか?」
「何でしょう?」
アーサーが俺に近づいて耳打ちする。
「今度アリスに俺の許可なしで話したら、殺すからな」
え?
「アリスと会話したいなら俺の許可を取れ。話せる時間は3分以内だ。それを破っても殺すからな。覚えてろ」
え?
「お兄様ぁー。早く早くー」
「よし!いまいく!」
え?
ええ〜。
王族って怖すぎ。
しかも、ブラコンとシスコンって・・・
俺の王族への評価が下がった出来事だった。




