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夜のねずみ

作者: 安眠マン

夜の洪水

灯りを灯せ。

埋没した月

盲目の行進。


真暗の中を一人彷徨う青年。

もがけばもがくほど深くなる夜。

自分はどこへ向かうべきか。

目印が無ければ進むべき方角さえ掴めない。

ちょっと歩けばたちまち不安の芽に全身を押さえつけられる。

待つしかないのか?

ひたすらに明かりを待つしかないのか?

いつやってくるかも分からない明かりを。

青年は、じっと動かないで進み出す事を諦めたようだ。

しばらくすると次第に手先の輪郭がぼやけ、ゆっくりと確実に夜に飲み込まれていった。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 人が人として存在するとはどういうことを指すのでしょうね。 この文では、歩みを止めたとたんに姿が朧になったとあります。 歩みとは何か 具体的に何だと思いますか? 歩みを意識に置き換えること…
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