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式 SIKI  作者: 夢入


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25/28

24話 実戦。その前に

練習の日々か続き、白銀さんから褒められるようになってきた。

今日も練習だと思っていたら、

「そろそろ実戦も体験してみよう。」

と言われた。

そこで始めに来た場所は武器店だった。


「防具はいらないんですか?」


「制服が防具の役割をしてるからね。」

「あ、でも手袋はあった方がいいか……」

「後で少し見てみようか。」


「わかりました。」

「ちなみに武器ってどんな……?」


「木刀と限りなく近い大きさにオーダーメイドした刀だよ。」

「刀と言っても、誰でも簡単に扱えるように出来てるから、前教えた通りの使い方で大丈夫。」


戦闘訓練のうちに模造刀での抜刀と納刀の練習もしていた。そういう事だったんだ。

店内は多種多様な武器が置かれていた。

壁に掛けてある刀、ショーケースには銃に見えるものが入っていた。どこを見渡しても武器が置かれていた。


「他の武器は気になった時に試してみるといいよ。」

「あとは学校で演習とかでも触ったりできるから、焦る必要はないよ。」


「オーダーメイドだから簡単には変えずらいですね……」


「大丈夫。」

「学校で支給だから気にする必要は全くないよ。」

「最短で2日で武器を完全破壊した生徒もいるくらい出し。」


「完全破壊って?」


「修理が不可能なくらいに破壊することだよ。」

「刃が砕けたとか半分位で折れてしまったとか。」

「銃だったら銃口が爆発したとかだったかな。」

「壊す人は結構いるから、あんまり気にしないでね。」


銃口が爆発するってどんな使い方したんだろう……


「白銀先生!」

「取りにいらっしゃったんですね。」

「完璧に出来てますよ〜!」

「そちらが新入生の方ですね!」


明るいおばちゃんが白銀さんと私に話しかけた。


「いつもありがとうございます。」

「急ですみませんね……」


「いやいや!最初は驚きましたけどね。」

「赤羽麻希さんですね。」

「こちら、注文されていた刀です。」

「軽量で丈夫な素材で作ってあるので、初心者でも使いやすいですよ!」


おばちゃんは柄が白く、黒い鞘の刀を私に手渡した。

渡された刀は確かに軽く、木刀より少し重たいくらいだった。


「刃が欠けてしまったり、切れ味が悪くなってしまったら持ってきてください。」

「図面はあるので、完全破壊しても大丈夫ですよ!」


……なるべく気をつけよう。

ただ、正直自信はないんだよね……


「裏に練習場があるので、軽く使ってみてください。」


私は裏の練習場に行き、白銀さんに教えられた通りに抜刀した。

刀身は白く、よくイメージされる刀そのものだった。


「綺麗……」


「それは嬉しい言葉ですね!」

おばちゃんは嬉しそうな顔をしていた。


鞘から抜いた刀はもっと軽く、木刀に最も近しい軽さだった。

ただ、木刀よりも安定感がある気がする。

軽く素振りをしても、手から抜けてしまいそうな感覚は感じない。


「大丈夫ですか?」


「大丈夫です!すごく使いやすいです。」


「それは良かった!」

「それではこれから頑張ってくださいね。」


私は刀を鞘に納め、白銀さんと武器店を出た。

「次は隣の防具店だね。」


防具店の店先には、服屋のような大きなショーケースがあった。

そのショーケースには黒く、角度によって濃い紫色に輝く鎧が飾られていた。


「それは零式が作った防具だよ。」

「いくらお金があったとしても、その防具は絶対に手に入らない。そう零式が決めているからね。」

「持ってる人は世界に数名しかいないよ。」

「僕も一応その1人だけど、難易度が高い依頼の時しか使わないかな。力の調整が難しくなるし……」


「力の調整が難しくなるというのは?」


「零式が生み出すことが出来る式結晶・零には、使用した式者の能力を底上げさせる能力があるんだよね。」

「例を挙げるとしたら普通の人が壁を少し叩くだけで砕くことができるようになるとかかな。」


「すごく強いじゃないですか……」


「そう、すごいの。」

「とりあえず手袋買おうか。」


防具店の中に入り、店内を見渡すと防具らしきものは少ししか置いていなかった。

手袋、ネックレス?、指輪等……

アクセサリーのようなものが多い気がする。


「防具はあまりないのですね。」


「基本オーダーメイドだからね。」

「そこに置いであるものも大体レプリカだし。」


レプリカの防具の足元には値札ではなく、前年度の生徒会長が装備していたものという説明が書かれていた。

その隣は大会優勝者の装備も置かれていた。


「近接用手袋どこだっけな……あぁここだ。」

「ここから好きなものを一つ選んでね。」


手袋は様々な色、模様があった。

私は制服に合いそうな赤色を選んだ。

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