【設定資料】この世界と、セカンドリーフのはじまりについて
こんにちは。物語を読んでくださりありがとうございます。
本編はまだ始まったばかりですが、ここで少しだけ、
この世界や介護施設「セカンドリーフ」についてご紹介させてください。
異世界×介護という不思議な組み合わせですが、
日常のあたたかさや、人と人とのつながりを丁寧に描いていけたらと思っています。
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【この世界について】
・この世界には人間、獣人、エルフ、魔族など、多様な種族が暮らしています。
・かつては「人間王国連合」と「魔界連合」の間で大きな戦争がありましたが、現在は表向きには平和な時代。
・ただし、種族間の価値観や歴史的な違いはまだ根強く残っています。
・「介護」や「福祉」という概念は、ようやく一部で注目され始めたところです。
そんな世界に、ある日ひとりの人間――介護士の神田優一が現れるところから、物語は始まります。
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【セカンドリーフとは】
・異世界で初めて本格的に「介護」に取り組むために作られた施設です。
・さまざまな種族と暮らしの違いを受け入れる、実験的な多種族共生型の拠点。
・現在は試験的に運営をスタートしており、仲間たちと手探りでの挑戦が続いています。
施設内には、居住ユニット型の部屋、食堂、浴室、厨房、小さな畑など、
「その人らしい生活」を送るための工夫が詰まっています。
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【スタッフ紹介(第2話時点)】
■神田 優一(人間)
本作の主人公。異世界に突然転移してきた元・介護士。
戸惑いながらも、「その人らしさを支える介護」を目指して奔走中。
言葉よりも行動で示すタイプ。
■サラ(獣人)
しっかり者の介護職員。現場経験が豊富で、最初はやや厳しめ。
でも信頼される姉御肌タイプ。
■リリス(魔族)
見習い職員。情熱は人一倍、勢いもある。
魔界にも福祉を広めたいという夢を持っているが、時に空回りすることも。
※この他にも個性豊かな職員・利用者が、これから少しずつ登場していきます。
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【この物語で描きたいこと】
・介護って、ただのお世話じゃない
・老いることは、終わりじゃなく、もうひとつの人生
・誰かを支えることで、自分も少しずつ変わっていく
そんなテーマを、異世界という少し不思議な舞台を借りて描いていきます。
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【さいごに】
物語はまだ始まったばかりですが、
この先で描かれる出会いや別れ、迷いや決意の中に、
「介護ってなんだろう?」という問いのヒントが散りばめられていきます。
それでは、本編第3話へ――どうぞ、ゆっくりとお進みください。