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アイビス!  作者: フユルト
第一章 囚われの少女
8/116

レベル上げ1

《ビルドワールド》内にて…



「《貫通》」


ネイルは新しく手に入れたスキルを使用して、矢を放つ。その瞬間赤い光を纏って、矢は2メートルはある猪の眉間に突き刺さると、猪は赤いエフェクトとなってドロップアイテムの猪肉を落とした。



「今のってどんな効果なの?」



不思議に思ったヒイナは、ネイルに質問する。



「弓スキルの《貫通》ですか?アレはMPを10消費して自分のSTR値10%分のダメージをVIT無視で与えるスキルです」



ネイルがそう説明したのだが、ヒイナはまだ疑問がある様で…



「アレ?でも、ネイルのSTRは武器の補正が入っても63で、私と同じくらいだよね?あの猪を私が倒した時は2回攻撃しないと倒せなかったんだけど…?」



「…あぁ、それは自動で発動する《狙撃手》の効果ですね」



自分より先にスキルを2個も手に入れているネイルに、ヒイナは肩を落とす。



そんなヒイナのオーバーリアクションに苦笑いしながら説明を続ける。



「…《狙撃手》は、100メートル以上離れた敵に攻撃した時、STRが2倍になるんです」



「えーと、つまり狙撃した場合STR値が120超えってこと?」



「…そういう事になりますね」



この森周辺で一番HPが多いモンスターは先程の猪で、80程度なので今のネイルなら全て一撃で沈めることが出来てしまうのだ。



「ちーとだ!?うったえてやるぅ」



「…急に幼児退行しないでくださいよ」



この時、ネイルがヒイナの事を少しカワイイと思っていたのは内緒だ。



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