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アイビス!  作者: フユルト
第一章 囚われの少女
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盗賊のアジト

「ゴメンってば〜ネイル」


「・・・。」



(うーん、どうしよう。すごく起こってる…)



ヒイナの謝罪を無視して早歩きで何処かへ向かうネイル。



(何かネイルの機嫌が治るもの…あ、そうだ!!)



「今度家でショートケーキご馳走してあげるからさ〜」


その言葉にピクッと反応したネイル。


「・・・夕食」


「もちろん、いいよ?」



その言葉にネイルはため息をついた。



「はぁ、今回だけですよ?」


「はーい!!…所で、今は何処に向かってるの?」


ヒイナがそう質問した。



「…私が盗賊と戦った事は話ましたよね?」



その言葉にヒイナはコクリと頷く。



「その時、基地があるような事をほのめかしていましたから、辺りを探索していたら…ほら、アレです」



ネイルが指差した場所には、小さな集落の様な場所があり、木材で作られた監視塔が一つ建っていて、中に盗賊と同じ装備をした人物を確認した。



「ん?見つけたなら何で倒しに行かないの?ネイルなら簡単に殲滅出来るでしょ?」



「…確かに、規模からして30人程度なので私一人でも問題無いのですが…盗賊は奴隷商に売る為に行動してたんですよ?」



その言葉に納得するヒイナ。



つまり、他にも捕まっている人がいる可能性があるのだ。

もし、人質に取られた場合かなり面倒。見捨てると言う選択をしても後味が悪い。



「傷がついたら奴隷商に買い叩かれると言っていたので、手は出していないでしょう」



「…それで?いつ襲撃するの?」



「私が倒した盗賊は定期報告をしていたらしいので、敵が探しに来たときを見計らって襲撃しましょう」



「というか…」とネイルがいう。



「時間制限付きのクエストとして出てきてるので、それまではレベル上げでもしていましょう」



そうして、ヒイナとネイルのレベル上げが始まったのだった。





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