第5話 神との会話4
「その本にも書いてあるけど、スキルについてサラッと説明しとくね!スキルレベルがI〜Xまであって大体のスキルは上限まで上がると進化するんだ。一段階進化するのと二段階進化するのがあるから良くみてね!二段階進化するのとレベルは無くなるよ!それ以上はないからね!」
「このユニークスキルは?値段がめちゃくちゃ高いから凄いんだろうなって事は分かるんですけど」
「それはこの世に一つしかないスキルだね!唯一無二だから強い。もしくは便利。それは10個のスキルとは別枠だからお金払ってくれるなら選んだ方がお得だね」
別枠!!選ぶに決まってる!!一番安いので800億って書いてるけどね!!
「後、魔法適性ね!適性と魔力があれば誰でも使えるよ!限界は3種まで!例外はエルフだね!エルフは属性毎の精霊と契約するから契約が出来れば全種類の魔法が使えちゃうよ!でも下位精霊だから最初は弱々。精霊と仲良くして定期的に魔力を上げて進化をさせて強くしようって事だね!かなり時間がかかるから長命種ならではって感じ!ではでは!シンキングタイムスタート!」
なるほどなるほど。志穂と相談してじっくり決めよう。
これは中々長丁場になりそうだ!
熟考する事6時間。志穂とあーでもないこーでもないと色々意見を交わし、時にはフォルテ様に質問しながらようやく決まった。
やっぱりユニークスキルはめちゃくちゃ迷うね。
俺達的には必須スキルがあって、これまで見てきたラノベ知識を総動員した。
スキル被りは中々多いけど俺達的は必要なんだ!勘弁してくれ!
そんなスキルがこちらだ!!
名前:
Lv: 1
種族: ゴブリン
魔法適性: 火 雷 空間
ユニーク: 呪言
スキル: 簡易鑑定I
鑑定察知I
徒手I
棍術I
気術I
身体強化I
気配察知I
気配遮断I
高速思考I
状態異常免疫I
これが俺ね!いやぁ、これだけの為にこんなに悩んだんか!って言われるとそれまでなんだが…
でもね!他にも色々欲しいスキルはあったんだ!でも現実的に生きていく事を考えると必須スキルがありすぎて…
ユニークはロマン枠にしたけどね!
声に魔力を乗せて事象に干渉するってスキルなんだけど強くない?
ひれ伏せって言って魔王プレイしてみたい。そんな事を考えながら選びました。
めちゃくちゃ実力が離れてたら死ねって言ったら死ぬらしいし。え?どこの魔王様って感じ。
次は志穂の番!
半分以上スキルは被ってるが俺達的には必須なんだ…何度も言うが勘弁してくれ…。
名前:
Lv: 1
種族: 妖狐
魔法適性: 契約精霊次第
ユニーク: 精霊眼
スキル: 簡易鑑定I
鑑定察知I
剣術I
魔力操作I
魔力妨害I
同時進行I
気配察知I
気配遮断I
高速思考I
状態異常免疫I
志穂はどうしても全属性魔法を使いたかったみたいでかなり悩んでた。それで目をつけた。ユニークが精霊眼。
これは精霊が見えて触れて話せるスキル。エルフは精霊がうっすら見えるだけで触れたり話せたりはしないらしい。
エルフはユニークの劣化版を種族的に持ってるって事だな。
それでも強そうだけど、身体能力がそんなに高くないみたい。エルフあるあるやな。
まぁ、なんにせよスキルは決まりましたと。
後は余ってるお金で持って行く物を決めるだけ。
時間かかるんだろうなーと思いながらも、これを決めたら地球とお別れかーと思ったりする。
とりあえず時間がもう夜遅いので、とりあえず今日は寝る。
そして明日は朝から本屋に行く。フォルテ様も一緒に。持って行っていい本を聞いて片っ端から買い込む。
忙しくなりそうだ。