第1話 異世界勧誘
初投稿作品です。
文脈等拙い部分が多々あると思いますが暖かい目で見守ってくれると嬉しいです。
俺の名前は、金光悟25歳。
小さい頃から施設で育ち、施設上がりはまともな就職なんて出来ないだろうと、高校卒業してすぐに、就職せずに株取り引きや、FX、仮想通貨等あらゆる投資に手を出した。
才能があったのか、歳を重ねる毎に資産は増えていき、今では世界長者番付に名前がある程度には稼いでいる。
施設の頃からずっと一緒で、高校卒業後、働かないと宣言した俺についてきてくれた彼女もいる。
結果だけを見れば、勝ち組の人生。
なぜこんな説明をしてるのかというと、今の現状を見てもらいたい。
「金光様でしょうか?」
「そうですけど?あなたは?」
「とある世界の創造神様の使いです」
「これは、新しいアプローチだ」
とあるコンビニの帰り道。彼女と2人歩いていたら、スーツ姿の初老の男性に声を掛けられた。
資産が増えて来てから、外に出ると見知らぬ人から声を掛けられる事はよくある。
やれ、我が社に投資を〜とか○○法団に寄付を〜とか、例をあげればキリがない。
今回も同じ様なものだろうと、適当に対応しようとしたら今までとは違う話だった。宗教勧誘でももうちょっとなんかあるのに。
「どこの宗教勧誘ですか?」
「宗教勧誘ではありません。異世界勧誘です」
「はい?」
「異世界勧誘です」
「は、はぁ」
この人は何を言ってるんだと、彼女と顔を見合わせる。
今までとは、アプローチの仕方が違いすぎて少し戸惑う。
異世界という言葉はわかる。ここ1年ぐらい彼女と2人でラノベやアニメにハマってある程度の理解はある。
しかし、あくまで物語や創作の世界であって、本当に存在するなんて思っていない。
「信じられないのはわかります。なので本当かどうか証明する為に30秒お時間頂けないでしょうか?」
「30秒?それならまぁ…。どうする?」
「30秒ならいいんじゃない?私は悟に任せるよ」
「なら、大丈夫です。説明お願いします」
「ありがとうございます。それでは、お二人とも少し視界が変わりますのでご注意下さい」
その瞬間、視界が変わりどこかもわからない草原に三人でポツンと立っていた。
「は?」 「うぇっ?」
俺と彼女は思わず声を上げる。これはさすがに意味がわからない。
すると、少し先の方から小動物の様な何かがこちらに走って来る。
「あちらに見えますのがホーンラビットというこちらの世界では、ありふれた魔物になります。地球との差異はご理解頂けたでしょうか?」
男性から声をかけられるが、放心状態で返事ができなかった。すると、景色が変わり、さっきのコンビニの帰り道に戻ってきた。
「おわかり頂けたでしょうか?」
「は、はい」
「では、改めてお話させて頂いてもよろしいでしょうか?」
「えーっと、仮に話を聞いて断った場合はどうなるんですか?」
「なにもございません。お二人の記憶を消して私と会った事を無かった事にさせてもらうだけです」
「じゃあ、異世界に行くってなった場合、それは俺だけですか?彼女は?」
「それは、後ほど説明させて頂きますが金光次第になります」
「うーん…どうしようか…」
「迷ってるなら話聞くだけ聞きなよ。この人が本当の事言ってるなら断っても記憶無くなるだけでしょ?」
俺が返答に迷ってると、彼女が後押ししてくれた。
そうだな。とりあえず聞くだけ聞いてみるか。
「えーっとでは、お話お願いしても?どこか落ち着ける場所行きますか?」
「ありがとうございます。説明の方は、創造神様がされるので、とりあえずご帰宅下さい。後ほど、創造神様が訪問されるかと思います」
「あ、そうなんですね。わかりました」
「それでは私は、ここで失礼させて頂きます」
その瞬間、目の前から初老の男性が消えた。すごいな。全く意味がわからん。魔法的な何かなんかな。
「とりあえず帰ろうか」
「そうだね。どうするの?異世界行くの?」
「それは、話次第だね。志穂と離れるなら行く気は更々ないけど」
「ふふっ。ありがとう」
というよりも、志穂。彼女名前なんだか、それはいいとして。
志穂を置いてどこかへ行くとか正直考えられない。施設の頃からもう20年以上一緒にいて、彼女がもう隣にいない生活に耐えられる訳がない。
そんな事を考えながら、2人で手を繋いで甘々な雰囲気を醸し出しながら帰路につくのだった。