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天使の蒼《改》

四年前のヤツみたい。

やってること、てか、書いてること、ぜんぜん変わってない、でやんの。

なんか、過去詩を集めて詩集と名乗らせているもので、自重しないと、グダグタになってしまう(ま、すでに手遅れという話もあって、それもあって、この詩集もしばらく永眠(しばらく、の、永眠、ってそれなんなん?て感じですが)していたわけですが)(こらこら、カッコの中でカッコ使っちゃ、ダメでしょ?学ばんなぁ〜)というのもあって、ちゃんと整理したいと思ってはいるのですよ。


思ってはいるのですが、振り返ると、なにをどうすれば良いのか、まったく収拾つかない事態なので、ま、思いつくまま、気の向くまま、で、投稿させていただきます。


ほっておくと、「この作品は、更新されてません」という棺の中に入っちゃうから、ね。


でわ。


こんなまえがき無視して、本文、お楽しみいただければ幸いです。


て、まぁ、読んで楽しいものでもないけど、ね。


でわ、でわ。



私はあなたみたいになりたいの、

っていうと、あなた、

うつむいて、笑ってたね?


何を言われても、黙って、笑って

芯はつよくって

人をあたたかい気持ちにしてくれる、

あなたの言葉を

聴いてるだけで、

あなたの顔を

見ているだけで、

惚れてしまうと思ったよ。

(でも、顔みて惚れるって、ただの一目惚れ?)


深夜この街は、

メインストリートにも、

人はいないの?

猫も、いないの?


誰の声も聞こえない。

海の底にいるみたい。


雨音だけが かすかに

糸電話がコールするように聞こえる。

あなたの声が、かすかにね、

「ねぇ、ちゃんと、聴こえてる?」

それだけで私は

笑って生きていけるから。


1人でも生きていけるとほこってたのは、昔、

今はもう寂しい虫になってしまった。


雨のなか傘もささずに出て行き、

自転車で駆け抜ける

女の子の吐く息 白く

ゴジラのまねなんかして、

ガォ〜

寒くは、ないんだろうか?

元気いっぱいだね?


私は今あなたに逢いたいのに。


夜をゆくゴジラの女の子に、私は、


私は、ゴジラになるべきなのに、

この部屋を一歩も出ずに、

くっだらない後始末をしながら、

窓からこの街の滅びゆくさまを見ている。



雨が 目に見える檻をつくる。


寒さは心臓 凍りつかせる。


あなたがいてくれたから

私は あの 楽しい夜を過ごせた。

頰をなでるやさしさの

蒼い 綺麗な声を聴きたいの。

それは、小雨色した糸電話でいいの。


(ここにいるよ)

(ここにいるよ)


私は今、

空を見上げて

あなたの姿を探してしまって、

見当たるわけないので

天使の姿を探してしまう。


あなたの顔をした

天使のすがたを探してしまうのだ。






ねぇ、神様?


私って、しんだら、

そっちへ行けるんだっけ?

え?

じぶんの小さい胸に手を当てて

考えてみなさい、って?


(小さい、は、余計だよ)

ふーん、なんか行けそうな気がします。

じゃあ、行こうかな?

私の天使に逢いに。


え?

じぶんでしんだら、来れないって?

なによ、その縛り?


じゃああ!

老いさらばえてから会えっていうの、

お願いよ、神様、

それだけは許して。

それくらいなら、

悪いこといっぱいやって、

あっちに行っちゃうよ?


そこで、天使が堕ちてくるのを

待ち続けるのも、私らしくて

いいんじゃない?


ほんとは、あんまり、良くないけど、

老いさらばえた私を見られるよりは

いいと思うの。


いいと思うんだ。












お読みくださり誠に有難うございます。

またお会いできる日を楽しみにしています。

でわ。

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