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ダメだ、赤裸々(せきらら)、告げてしまった


ああ、けれども

わたしがどれだけあなたを好きかって

わかってくれないのが一番イヤなのです。


なんか昔から

わたしって変わっててね、

変にからまれて

イヤな目に合うことって

いっぱいあったけど、

それは、

変わってるからしょーがないって

納得してたよ。


でもね。

そんなこと、

わたしがあなたを好きな想いと

なにも関係ないでしょう?


あ、ダメだ。


しんけんに、恋心伝えようとしてる

このおおやけの場所で。


バッカみたい。


ね?

変わってるでしょ?


てか、バッカでしょ?


わたし、ホントは、あなたのことが

好きな気持ちが抑えられない。


つまり、

あなたにとって

とっても都合のいい女になってるのよ、今。


惚れるって

負けだね?


だって、恋愛って、

好きになったら、負け

好きにさせたら、勝ち

って

ジャンケンみたいな単純なゲームじゃん。


そこんところ、わかってねーんだよなぁ。

あたし。

そんで、ハズレくじひくんだって。


ああ、もう、イヤ。


好きな人に

好きって言いたいだけなのに

こんな回りくどいはなししている

あたしが大嫌い。


あ、一人称、あたし、に変わってるし。


わたしの好きな人に

好きっていう勇気を

嘲笑わないでね?


わたしの好きな人に

好きって告げる言葉は

たぶん、さみしいベルの音がする。


知ってんの。

知ってるけど、

告るのって、すっごい勇気でしょ?


それを恋っていうと思うの、わたしの好きなあなた。


ああ、だけど

わたしがどれだけあなたを好きかなんて

きっとあなたにわからないんでしょうね、


イヤだけど。



べっつに、泣きはしないけど。



って、言葉はたぶんただの言葉だからね?




ダメだ、赤裸々(せきらら)、告げてしまった





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