表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
38/53

泣かしてあげる

いや。

何年ぶり、って感じです。

この詩集、初めて書いた場所もちゃんと覚えているくらい、最初の印象は強かった(というか、病院の待合室で暇にあかせて書いたというシチュエーションが記憶に残ってるのかな?)のですが、ほかの詩集とか詩集もどきが、百だの二百だの三百だの四百だの五百だのと詩を積み重ねているうちに、なぜか、おそらくは、青春恋愛ものってシバリがあったので、ちょっと遠のいていたんだと思います。

でも、私の描く詩って、大半恋愛ものだから、まぁ、考えたら、この詩集を続けることはできたんです。

でも、どの詩集や詩集もどきに、どの詩を入れるかって決めきれないのでこれは、新たな詩を入れにくかったんだと思います。


でぇ。

もう。

恥も外聞もなく、ほかの詩集や詩集もどきのことはもう無視して、ですね。


この詩集を仕上げてしまおうと思います。


なんか、よく見てみると、これだけじゃなく、未完のまま放って置かれた詩集がほかにもけっこうあるみたいなので。


あの。

この場を借りて、ですが。

ここに詩を投稿させていただき始めたのは、2017年の8月。

もう、まる2年以上、経ってます。

もともと、『石の上にも三年』じゃないけど、三年間を一つのメドと思って書いています。

で、それまでに、放って置かれた詩集たちをとりあえずはどんな形でも、完結だけはさせてあげようかな、と。


まぁ。

そんな想いの発露がこの、1年以上無視されて来たこと詩集の再始動です。


とかなんとかゆうておりますが、まぁ、ただ単純に書きたくなったから書くだけのことですけどね。


でわ、そんな事情はどうでも良いでしょうから、まずは一編、お読みくださいませ。




業務命令のように始まった恋

恋愛ゲームみたいで

ちょっと楽しかった

執行猶予つきの判決みたいに

モラトリアム、キッスとか

ふざけてチュッチュしてたね


あなたは露骨に嫌な顔をしたんだけど

それじゃあ2人

付き合ってないみたいじゃないのっていうと

両眼を固くつむって応えてくれていた

我慢してるかお

ちょっとはかわいかったよ

りとる



全然本気じゃないから

すごく余裕を持って

好きでいられた

あいしちゃってるってことばだって

簡単だった


あなたは、どうだったの

結構一途ぽかったけど

一途の真似だったのかな


ある夜、3番街で食事をした後

ぶらぶらと淀川の土手を歩いたね

明るい満月を見上げて

頰赤らめ

涙目になりながら

月が綺麗ですねって言う

あなたの言葉を聞いたとき

恋心がざわついたのを覚えている

そして

きゅんって鳴ったんだ


もう制御不能になっちゃうだろうって

予測可能な未来が見える


あの夜から

ずっとおんなじだ

からかっちゃダメだよ、もう


敏感に反応しちゃうからね


あの夜からこぼれ出す心の恋色は

あなたにバレバレで

あなたを引かせているのも知っている


でも

関係ないとも言える

だって二人

一番大事なパートナーだから


とか思ってるのは私だけ?


あのー、私、

実はですね。

もはや私自身より

あなたのことが好きなの、

大好きなの、


雨、雨、降れ、降れ。

あいあいがさ、しよー?


嫌っていうなら、泣いちゃうぞ

あ、違う

嫌っていうやつ

泣かしてあげる






お読みくださり、誠に有難うございます。

またお会いできる日を楽しみにしております。

でわ、また。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ