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高校生活の思い出は星間戦争でした。  作者: 治部
星間戦争部、創部
4/15

第3話

「えっと…、岡さんは何を言っているのかな?」

今川先生が問い質す。

「先生、知らないんですか。今はやりのゲーム星間戦争を!」

「ごめんなさい、知らないわ。」


家隆は、そういえば、今たしかに星間戦争というゲームが流行していたなぁと思い出していた。

ただ、このゲームは仮想空間において5人1組になって艦艇を操り戦うものである。

そう、5人1組である。

当然、家隆にはプレイ経験はない。


「星間戦争は本当に、今大流行しているんですけど、15歳以上でないとプレイできないんですよ。私、2月生まれだから、最近15歳になったばっかりで、中学の時はできなかったんです。だからみなさん、やりましょう。」

「えっと、岡さんは、なんでプレイできないのに知っているの?」

「プレイ動画を毎日見てます!」

「そ、そう。」


今川先生は岡さんの勢いに圧倒されている。

あと、俺がプレイできなかったのは、5人組ができなかったからじゃなくて、年齢制限があったからで、決してボッチではないから。

「家隆は4月生まれだから、岡さんのような悩みはないわね。」

幼馴染は容赦なく逃げ道を塞いだ。

名誉のために言っておくが友達はいたからな!


「と、ともかく、その話は後にして、次の人自己紹介お願いします。」

今川先生が促す。


吉川春彦きっかわはるひこです。三角市第4中学から来ました。ずっと野球をしていたので、野球部に入ろうと思っています。3年間よろしくお願いします。」

「あ、あのね、吉川君。」

「はい、なんですか、先生。」

「野球部なんだけどね、廃部になったの、部員不足で。」

「へっ…、えっ…、はい?」

「だから、野球部はないの、諦めてちょうだい。」

「……うっす…。」

吉川君はそう小声で言うと静かに座った。


「じ、じゃあ、最後の人、お願いします。」

後藤又也ごとうまたやです。円町西中学から来ました。」

最後はまともそうなやつだな、よかったよかった。

「岡さん!」

「は、はい!」

「自分も星間戦争の大ファンです!ぜひ一緒にやりましょう!自分は通信手がいいです!いや、それ以外はお断りします!」

「わかりました。後藤君は通信手で決まりです。」

「ありがとうございます!」


まともさんさようなら。

そして、今川先生がんばれ、ファイト!


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