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高校生活の思い出は星間戦争でした。  作者: 治部
駆逐艦カゲロウ発進
13/15

第12話

「それって、対空機銃もないの?」

岡さんが尋ねる。

「…ない。」

吉川が淡々と答える。


「ねえ、楓、よくわからないのだけど、教えてもらえない?」

「うーんとね。せっかくだから、艦種ごとの特色も教えとこうかな。泉ちゃんも副官として艦長さんの補佐をしないといけない以上、知っておかないとね。」

「うん、楓、お願い。」

「えっとね、簡単にまとめると。」


駆逐艦:速力は最高・砲の威力と装甲は最低・特殊兵装として艦首にミサイルを装備している・特別な装備がなくとも潜水艦を探知可能

巡洋艦:速力、砲の威力、装甲のバランスがよい・カスタマイズによる自由度が高い

戦艦:速力は最低・砲の威力と装甲は最高

空母:速力・装甲は標準・砲の威力は最低・特殊兵装として艦載機がある

潜水艦:速力・装甲・砲ともに最低・特殊兵装として艦首にミサイルを装備している・駆逐艦以外のレーダーには原則映らない


「こんなところかな。」

「ミサイルっていうのは?」

「艦首からしか撃てなくて、基本直進しかできないんだけど、高火力の兵装だよ。駆逐艦のメイン装備だね。」

「じゃあ、これだけを撃てばいいんじゃないの?」

「そうなんだけど、ミサイルの搭載数には限りがあるし、なにより敵の攻撃をくらった時に誘爆のおそれがあるから。」

「諸刃の剣なのね。この艦載機っていうのは、遠隔攻撃のようなもの?」

「そうそう。空母の最大の強みね。そして、その艦載機との戦闘に特化した兵装がさっき言ってた対空機銃なんだけど…。」

「ないんだ。」

「ないのよ。」


我が艦は前途多難である。


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