パーティーメンバー、ゲットだぜっ!
投稿済みの話は、随時ちょこちょこ変更されています。
前回のあらすじ
盛大にかみまみた。あと分かりやすくどもった。
以上。
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「あの、昨日はすみませんでした!」
ぶぉん、と音が聞こえそうなくらいの勢いで頭を振り下ろす巨乳ロリ痴女。現実世界ならさぞいい匂いがしたことだろうに。仮想現実が俺の邪魔をする。悔しい。そして俺の噛みっぷりをスルーしてくれたこの子優しい。久しぶりに人の優しさに触れて涙が出そう。出ないけどね!
しかもなんかこの様子を見るにわざとおぱんつ見せていたわけではないっぽい。痴女ではなく天然か。今度からは痴女を消してロリ巨乳と呼んでやろう。
そんでもって、何故にこのピンクネームに謝ることがあるのか。
「昨日は気が動転してしまって、一緒に居た友達が挙動不審な貴方も多分痴漢だからって、通報した方が良いって言ってたので…。怪しいってだけで痴漢とは限らないのに…それにちょっと離れた場所にいた人が痴漢なんて出来ないですもんね…。間違えて通報してしまってすいませんでした!」
あわあわと謝る巨乳ロリ痴女は友達に諭されて通報したらしい。でもこの子、通報する時に満面の笑顔で通報してたと思うんだけど。これが巷で噂の小悪魔系か。笑顔で相手を翻弄して、最後は地獄へ叩き落とす。なにそれ怖い。でも悔しい、興奮しちゃう。ビクンビクン。
この子は勘違いしてるっぽいけど、でもね?運営がログ参照してるから、やることやってないと有罪判決は出ないんだよ?
視姦も立派な痴漢です。カッとなってやった。反省はしてる。後悔はしてない!
「ううん、大丈夫だよ!まぁピンクネームにはなったけど、俺いれてまだ二人しかピンクネーム居ないらしいじゃん?プレミア感があって逆にいいよね!」
自分で言いながら、プレミアムな汚名の何が逆に良いのか分からない。
「あの、それで、もし良かったらなんですけど、せっかくのご縁なので、パーティーとか組んで欲しいなって…。あ、いえ、嫌だったら別にいいんですけど、良かったら…。あ、それとも他にもう組む人が居たりします?それでしたら全然放っといてくれても構わないんですけど、あの、ほんと、ずうずうしくてすいません…。」
なにこの可愛い生き物。謙虚の塊じゃないか。パーティーを組む人?いつからそんな人物が居ると錯覚していた。俺のボッチ性能なめんなよ!むしろこんな可愛い子とパーティー組むとか先約あっても反故にしてやるわ。
いや、むしろこれは高等な嫌味なのか?今のリア充どもはこんなに高等で回りくどい嫌味を使うのか?小悪魔系ならありうるが、なんだか違う気がしてきた。この子ただの可愛いロリ巨乳な気がしてきた。しかもドジっ娘スキルを標準装備。おいおい、ただの天使かよ。
「全然大丈夫!むしろ俺こそ謝るべきだと思う。いやぁ、知り合いも居なくてね。パーティを組んでくれるならこちらとしても渡りの船。ああそれと俺、剣士なんだけど大丈夫?」
「本当ですか!?実は友達が前衛の人をスカウトして来いって言ってて、困ってたんです。私人見知りなので…。あ、その友達も一緒なんですけど大丈夫ですか?私が魔法使いで、友達が拳士です!」
ほほぅ。前衛二人に後衛一人になるわけだな。結構バランス良いパーティになりそうじゃないか。後は回復役が欲しい所だが、まぁ消費アイテムでも賄えるだろう。でもいくら勘違いだったと思ってるとはいえ、痴漢の被害者が加害者をスカウトするとは。このロリ巨乳、只者ではないな…!!ゴクリ…。
スカウトしろって指令を出した友達も、まさかピンクネーム連れてくるとは思ってないだろうしな。
「勿論大丈夫!じゃあ改めて自己紹介を。アークです、今後よろしく!」」
「はい!桃華です!よろしくお願いしますね!」
パァーっと擬音が付きそうな程のいい笑顔。この笑顔を前にすると邪心に塗れた俺は浄化されて溶けそうだ。天使かな?いや、小悪魔の可能性のことを考えると堕天使かな?
初期に作るパーティーなら今後、固定になる可能性も高い。バランスも良いし、メンバーには可愛いロリ巨乳。野良パーティーで気を使って疲れることもないだろう。
捨てる神あれば拾う堕天使ありだな!美少女と一緒に冒険とか夢がひろがりんぐ。
そんなこんなでパーティーメンバー、ゲットだぜっ!
いや、むしろゲットされちゃったんだぜっ!!
可愛い女の子ってどうしていい匂いするんだろう。
いや、可愛い女の子だからいい匂いがする…?
( ゜д゜)ハッ!私は大変なことに気付いてしまったのかも知れない…!