渡り鳥は飛び立つ・3
今更ですが主体となっているのは神殿の(裏)最高権力者である巫女姫と呼ばれている人物です。
主な性格は面倒くさがり屋で遺伝です。ただし、後で面倒になる事が嫌で先に面倒を回避しようとする努力型です。それが効果的かどうかは不明ですが人望はあります。
ちらりと向けられた目を見て、内心で「あちゃあ……」と思う。
どうやら、口に出ていたらしい……時々、思っている事がつぶやく程度だけど出ている事があるんだよなあ。私。
流石に、何でもかんでも口に出ていたら問題だから異国語で呟けるように意識を切り替えて置いたんだが……公爵夫人、その言語もご存じだったらしい……あと、どうやら同時に魔力を展開して二国間同時言語認識してる……嫌な予感がするなあ。
「『それにしても……貴国は歴史書をめくり人の話を耳にし、人ならざる者達の声があろうとも変わる事無き愚かさには呆れを通り越すまでですね……』」
私も……覚悟を決める。
ああ、駄目だこりゃと言うのが正直な意見だ。
お願いだから視線一つ向けるだけでこちらに苦情申し立てをするの、止めて欲しいんですが……。
『な……無礼者! 我を誰と心得る!』
「『ある意味に置いては、何者でもないもの。
この国の女王の影、身代わり、影武者……そう言った所でしょうか?』」
息を飲んだのは、その姿からして上に立つ扱いをされている女。それと、数人の貴族達。
他の貴族達は口をぽかんとさせているし、神殿側が無反応なのは警戒態勢を解いていないからであって内心では完璧に表情を消している。
息をのんだ貴族達は、一瞬の間を置いてから動揺している姿になったが声を張り上げているのは口をぽかんとしていた奴らだけだった。正直、あの脳タリンにひっついていたおべっか虫だけだから別に良いか……。
「『それとも、貴方が本当の神殿に納められるべきだった第二王女だと言うべきかしら?
まさか、女王陛下が身の安全を計る為に王妃殿下や後宮の妻達の策略により取り換えられていたなど……その様な秘密までご丁寧に教えて下さらなくても宜しいと思いますわ』」
『それに関しては申し訳なく思います……我が国の問題に公爵夫妻を巻き込んだあげく、己の立場を忘れ思うままに生きるなどと言うツマラナイ者に育つなど不徳の致す所。ましてや、弟は「女王陛下の治めるこの国の為」に自ら能無しのそしりを受けてまで尽力していたと言うのに……』
「『お立場を考えれば表立って動けないと言うのも判らないわけではありませんが、陛下もご苦労なされますね……』」
『我が国の精霊と契約し、繋がっているのは公爵だけではない……どちらかと言えば、主導権を握っておられるのは公爵夫人。
故に、我が国の秘匿事項がすべて知られてしまっているのは仕方のない事。こちらからは、お詫び申し上げるより他ありません……そう、そこの自らの役割を忘れた役立たずな大根女優も、そろそろ表舞台から降りるべきなのでしょう』
『な……!』
私の諦めた溜息に本気を感じ取ったのか、それとも単に今の今まで忘れていたせいかは知らないし興味もない……何しろ、己の役目を忘れていたのは彼等も同じ。
そう、私は本来は第一子として生まれた本来の女王。問題は、生まれ始めたのは彼女の方が先だったと言う事で精霊にしてみれば同時に生まれたから双子と言う扱いだった。父を同じとし母を分かち、本当に僅かな差で生まれ始めた彼女と。僅かな差で先に生まれ切った私。
だからこそ、公爵夫妻と同じように力の源としての彼女と、意識をすり合わせると言う意味での私と言う二人に振り分けられた……もう少し細かく言えば、私達は形こそ違えど二人で一つの女王。けれど、それが判明すればどちらかが排除される可能性があった。
なので実を言えば精霊が弱体化したのも、弱体化した精霊を無理に助けるにも二人ずつ必要だったと言うのが真実。
でも、私はそれを公表するつもりは無かった。
このまま精霊が王に与える加護の力を失っても、それは理の力の自然な流れに過ぎない。ならば、その流れに身を任せる事が本来の我々砂漠の民のあるべき姿……と言うのも半分は事実で、もう半分は腐れ爛れた貴族達を庇いだてするのも飽き飽きだからだ。方法を思いつくのに随分と時間がかかったからだと言うのも否定はしないが、
急激な時代の流れは軋轢を生む、そう思ったからこそ今まで出来る範囲で動いていたと言うだけであって実際には役目を忘れた貴族も、己の立場を思いこんだ弟妹達も己の足で立つべきだろう。
『確かに、公爵ご本人がおいでにならなければ我が国は即座に滅亡していた。だが、公爵御一人では遠からず精霊は失われていた。
今、その精霊が保つことが出来るのは公爵夫人のお力だと言うのに救っていただいた恩人に対して向ける言葉としては……お前に王の資格がある様に見えるか?』
『な……何を言ってるのっ!
我が、我が女王だ、王だ!』
「『ろくに政治もせず享楽にふけていただけの引きこもりが? 王位継承の儀式も行っていなかったくせに?』」
ざわりと空気が揺らめく……そう、確かに先々代の王の時代が長く続き。先代……つまり私達の両親が即位した時は戦火の真っただ中で結構な被害があったものだから即位の礼とかお祝いとかなんて余裕はまるで無かった。
だからと言って、儀式をしなくても良いと言うものではない。特に、我が国は精霊の加護を受けた者が王となるのは今の流れではあるけれど、だからと言って元から精霊の加護を受けていた者が王位についたわけでもない。それこそ、最初の頃は精霊の加護を受けたと言う事を気が付かなかったと言うのもあったし、利用されていたと言うのもある。私の先祖を利用するだけ利用して、あげく最終的に王位に押し上げて隔離させようと言う方向に走ったのは権力を求める者が一人や二人で済まなくて先祖を隠し通せなくなったからだ。
事実を知っている人が一人ならば、秘密を隠し通す事は不可能ではないだろう。でも、二人以上になった時点で秘密は隠し通せないと見た方が良い。
「『女王陛下、表に出る事を好まなかった貴方を表舞台に引きずり出す事についてはお詫び申し上げるべきである事は重々主知しております。
ですが、わたくしはこの国の貴族ですらない隣国公爵の妻でございます。
貴国の行いについて、わたくしは声を高らかにしなければならぬと存じ上げます』」
『……当然です、我が国の破廉恥とも取れる傲慢な行いに責任を取るのは当然の事でしょう。
弟の首一つ程度で済まない事は、重々承知しております。せめて、そこの使えない女の首も必要でしょう……ついでに、私の首もつけますか?』
「『貴方の首は精霊が許さないでしょう、私達の中で暴れるので今の発言を撤回してください……精霊にとって真実の王は貴方一人の様です。もしくは最初から? 始まりはともかく汚濁にまみれ享楽にふけり欺瞞に満ちた貴族の中で怠惰と色欲に溢れているなんて……どれだけ恥ずかしい存在なのでしょう……』」
『我はこの国の女王なるぞ! 我が国は我のもの、そこな者など……!』
「『なれば、断ち切りましょう』」
ぷつん
彼女が何をしたわけでもない、私が何かをしたわけでもない。
ただ、切れた。
判ったのは……それだけ。
「『何をしたのか判らないだろうから説明してさしあげましょう、彼女は確かに王家の血を受け継いでいる。
ですが、「女王陛下のご厚意により与えられた恩恵」をこの場で解除させていただきました……もう、彼女の側に居た処で精霊の恩恵を受ける事はないでしょう』」
意味が判ったものは顔色を無くす……「我が国の精霊が他国の者に操られた」と言う事実に気付いたのは何人いただろう?
あの馬鹿の側に居て、それで排除されないと言う事は存在意識を薄く薄く引き伸ばしていたからに他ならない。
側に居て何の役にも立たぬと言うのならば、側にある必要なんてないでしょう……どうせなら上手く諌める方向に誘導してくれれば良いものを……確かに側に居る事を最優先で命じたのは事実だけれど。それでも本当に側にあるだけならば愛玩動物にだって出来る事……もっとも、アレの側で長く生きた動物はいなかったけれど。
ええ、小動物も。大きな動物でさえもね。
『そんな……無理だわ、そんな事出来る訳ないっ!』
「『貴方が真実女王であると言うのならば、確かに出来なかったかも知れませんね。
でも、貴方は最初から半分だけの王で。自分自身を精霊が汚れて行く事に使ってしまった……しかも、わたくし達を巻き込んだ事が決定打……。
お判りになるかしら? 貴方達は自国の精霊を他国の者であるわたくし達夫婦に関わらせてしまった。精霊は自国の王達ではなく他国のわたくし達夫婦に縋るしかなかった……何故かしら?
貴国の「王」は長子が生まれるまでは精霊に守られていると言う……それでは、今の貴方は守られているのかしら?』」
『少なくとも、私と公爵に公爵夫人、この三名からは守られないでしょうね……自分自身を汚し行く言動をしてきた相手を。頼んでもいないのに守り続けるほど精霊はお人よしではない……精霊だから、人じゃなくて精霊よしって言うべき?』
自分で言うのもなんだけど、どうでも良い事を考えてしまったわ……。
「『うちの夫に手を出そうなんて真似……1000年早いって事を思い知るが良いわ……』」
ついと持ち上げらえた指は、細い。
若い女性だからと言う事ではなくて、本人曰く「幼い頃から貴族をしていたわけではないから……」と言っていた様に、かなり化粧品で手入れをしていても手の形まで変える事は出来ない。もしかしたら、これから先をずっと長い時間をかけて行けば貴婦人の手になるかも知れないが。そえでも今すぐと言うわけにはいかない、努力を知っている働き者の手だ。
拍子を取るようについと伸ばされた指には、精霊が楽しそうに踊っている姿が見える……正確には、精霊本体ではなくてその余剰力とでも言えば良いのか……ちなみに、私の周りにも常にある。神殿には外に比べれば比較的数が多いのは木陰である事と水源が神殿の下にあるからだと公爵夫人は仰っていた。
流石に、昼間の砂漠のど真ん中で水気の欠片もない場所では難しいだろう。
『ひっ……!』
馬鹿の周囲を水の精霊と弾かれたかの様に踊る水滴が……集まって……。
その異常性に貴族達が顔を引きつられ、馬鹿は腰が抜けたのか座り込んでいる。流石に神殿側の者達も僅かに身を強張らせてはいるけれど、アイツラに比べればまだマシと言えるだろう。
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その後の事については、大体が細かく言うべき事はないだろう。
何しろ、精霊は分割化された上に私と公爵夫妻の影響を受けた事で状態異常からは脱出出来たと見て良い。表向きには女王として着いていた……と言うより、今も責任取って貰う為に王位からは外していない。でも、相変わらず私が表に出ない為には人形だろうが何だろうが頑張って貰おう……私のより良い自堕落ライフの為に!
ちなみに、私の性格が「こう」だからと言うのも精霊が馬鹿を力の入れ物として使っていたのは理由の一つ。
元来、私達の先祖は勤勉とは偉い遠い所にいたらしくて。いかに自堕落に過ごせるかと言うのを追及する為だけに頑張っていたらしい……おい、先祖……人の事は言えた義理ではないが。
そんな感じで自堕落万歳な我が先祖と、実は自堕落らぶりーな精霊が意気投合。精霊は力があって初めてより強くなるが、かと言って頑張って働くのは嫌だと言うので人の信仰心を集めると言う意味で見世物に近い状態になっていた所を、色々あって先祖が王にまでなっていた。
ところが、ここ暫くは王に憑いていると言う事実が忘れられたのか信仰心が低下するわ自分以上にどいつもこいつも自堕落希望になるわで、支出と供給のバランスが崩れた。
私は操作系だったから何とか平均値で収まるようにしていたんだけど、これまた面倒臭さがどんどんたまって行くからいい加減に嫌になった……それでも国民の事を考えれば今すぐどうこうとはしない方が良いから少しずつやろうとは思っていた。
ところで、人の意識や思いや願いと言う奴は個人差こそあるけれど若い方が力が強いと言うのはある。でも、それをずっと思い続ければ歳を重ねてもより大きく強い力になる。でも、誰もが簡単に済ませると思うようになれば、そんなのは無理な話なわけで。
弟は隣国の公爵を、少なくとも殺しかける切っ掛けになったから次の王位継承者が死ぬまで働かせる事に決まった……死刑? その程度で許すなんて生温いと言うのが公爵夫人のお達し。命こそ免れたけど、次の世代までは娼婦に子供を産ませるとか攫って来るとか人身売買とかは王族としての地位を取り上げた上で留学は強制終了。帰国させて貴族としての権力を一時取り上げた所で文官も出来る武官に馬鹿の子供が生まれるまでにのし上がれ、出来なければ奴隷と言う扱いにした。
弟が子供を作る事は止めないが、別に止めさせても構わない。ただし、精霊はつかないから王位には「絶対に」返り咲く事は出来ないから子々孫々に渡って王にはなれないそうだが……これは、親の因果が子に報うと言う事で気にしない。
本来ならば、最速ならば視界。もしくは速攻ならば奴隷扱いにしても良かった……少なくとも、最初から最後まで寝た切りだった公爵は公爵夫人に言わせると「あれでも一応は友達『でした』しね……本当に見る目がありませんわ」と言う所で物凄く渋い顔はしているけれど意向に逆らうつもりはないのだろう、勝手にどうにかした場合。公爵は自分自身を無言で責める可能性が非常に高いから下手に行動に出られないと言うのはオフレコだ。確かに面倒な人だな、公爵。
精霊は随分と公爵の影響を受けている様な気がする。公爵夫人は「どんな目に合せてやろうかしら……」と、手をわきわきさせて目が血走っている……「視界に入るとうっかり一思いに殺しそうな気がするから、その点だけは気を付けるわ」と言っていたから、当分は生かすつもりはあるのだろう。その後は知らん。
えげつないと言うかも知れないが『隷属』と言う、主と定められた相手の命令には絶対服従と言う呪いを公爵夫婦を対象に掛けられていたし……その場合って、夫婦の意見が割れたらどうなるのかしら?
馬鹿……一応、我が国の女王ね。
アレは精霊の加護を持たない仮初の女王と言う扱いになったけれど、表向きはこれまでと変わらないわ。周りに引っ付いていた奴らは次代からは王家に縋る事も許さず平民扱いに落とすとして裏切ったら一族郎党「ろくな目に合わない」様にさせると公爵夫人から言質を取ってある……公爵夫人、怖い……。
弟が主導と言う事にはなっているけど、結果的に人身売買やってたの王家って事になるからね。いかに国家の要たる王へ加護を与えている精霊へ力を与える為だと言っても、その王へ加護を与える精霊が弱っている事が諸外国にバレればどっちにしても付け入られる隙を作る事になる。その時に王家や貴族達だけに関わって来る事だけではない、誰よりも民が一番に影響が出る事になる。それを回避出来る手段があると言うのならば、そんな手段を潰すなんて出来る訳ないでしょう? 処理するならば、ある程度は役に立って貰わなくちゃ。
ただ、私も少しばかり我慢の限界を超えてどうしようかと思ったんだけど、公爵夫人に良いアイディアを貰ったのよね。
「かんち?」
「そうよ……ええと、感知……『感知』と言うより『知覚』?」
「……ちかく……それが、何かあるのかしら?」
公爵夫人は我が国の言語も堪能だ……残念ながら、日常会話ならばともかく私はそこまでではないので時々教えて貰っている形になる。
こればかりは当然と言うものかも知れない、私は王女だけど……ほら、自堕落万歳だから。日常会話は神殿に逃げ込んで来た人達が国外の方もいらっしゃるからね。その辺りで必要にかられて覚えたってわけ。
女王には新たな知覚を与えてみればどうか、と言うのが公爵夫人の言い分だった。
「やはり、貴族であろうがなかろうが。ある程度は空気を読める人になってくれた方が手間は減ると思うのよ」
「まあ……そうねえ?」
あの時の事を言えば、馬鹿が馬鹿なりに自分に都合の良い馬鹿な未来を馬鹿みたいに構想して馬鹿な発言をした結果。
貴族丸ごと結界に閉じ込められて満たされた純水の中に放り込まれ、気絶するまで撹拌されていた……つまり、かき回されていた感じ? 公爵夫人の「洗剤入れれば良かった」ってセリフは放置しよう……うん。
一人が気絶したと判ったら、そのままの状態で扉の外に放り出し家宅扉を閉めて放置……ちなみに、公爵が休んでいる部屋は神殿でもそこまで手前の部屋ではないけれど城の前庭辺りに山の様に積み上げられて。たまたまそこにいたらしい人々は唖然茫然だったらしい……一応、前庭までなら最低限解放されてるからね。しかも、城の奥から慌てて侍女達が拭く物を持って来たらしいけど幾ら拭いても水は吸い取られないし暑さに蒸発しなかったらしい……暫くの間だったらしいけど。
公爵夫人、どうやらアイツ等をやった後で精霊達にひっついて離れない様にさせていたらしい……私がやったわけじゃないから。
その後で精霊達が離れたのは、公爵夫人もいい加減に気絶したからだ……そう言えば、看病で顔色悪いわクマが出来ているわ食事しないわで相談受けていたんだっけ……忘れていたわけじゃないから。
だと言うのに、そこであれだけの魔力操作すれば……倒れるわな、普通。
「空気を読めないと言う事は、判らないと言う事。判らないと言う事は、想像もつかないと言う事……」
「なるほど……」
「流石に、判っていてあえてやっているとは考えたくないんだけど……」
「いや、それはないでしょう……多分?」
案の定、アイツ等は皆まとめて肺炎間近な風邪を引いた。馬鹿はそこまで酷くなくて翌日には起き上がれる程度ではあったんだけど当分は何かにつけてゾクゾクする程度、これまでと生活が変わらないと思いこんだからなあ……あれもあれで、自堕落万歳な我が一族の血を引いているのだから判らなくはない。
判らなくはないが……事あるごとにこっちを潰そうと画策するから正直面倒くさい。
あと数日もしないで公爵夫妻は帰れるらしいから、それまでの間に公爵に会う事もあるかと思ったんだけど……まあ、そこは新婚夫婦の邪魔をしないと言う事で。ね。
あの弟妹も、新婚夫婦の邪魔なんてするから馬に蹴られるのよ……しかも、後ろ足ね。
「それならわ、判らせれば良い。のよね?」
私の言葉に大して、公爵夫人はにこりと微笑むだけに留まった。
別に、お互いで反応を期待しているわけではないけれど。
少なくとも、これからの我が国は緩やかに衰退していくと言う訳で。
だったら、幾ら最初から教育もされなかった女王陛下と呼ばれている女には「逆らってはいけない相手」はきちんと学んでいただくくらいしても良いわよね? 表向き以外の政治はこっちで賄ってるんだって事、知らなかったみたいだけど。流石に少しは学習能力くらい生き残っていてくれないと困るし。
意外な事と言えば意外な事に、これはこれで別の意味で忙しいんだが……どうしてこうなった……?
終り
巫女姫と呼ばれていたおかげで表舞台に出ずに済み、書類仕事だけしていた自堕落きゃっほいな生活だったので身内の馬鹿さ加減により引きずり出されてしまい自堕落な日々は微妙に続きません。
身内が使えないおかげで苦労性です。
これで終わりです。
お読みいただきありがとうございました。




